昨年、春季3位秋季4位に終わった東洋大。キャッチャー飯田の卒業で次期正捕手の育成が急務な春季オープン戦。キャッチャーが固まれば、経験豊かな山脇、上野、愛甲ら3年生投手陣と早川、岩館、大広ら強力打線が火を噴いて神宮の覇者への道を突き進む。
管理人観戦試合は、メールにて試合内容をお伝えします。なお、シーズン後にオープン戦の観戦記を更新します。
1.日程と結果 ※印はレポートあり
日付 |
対戦相手 |
場所 |
時間 |
スコア |
結果 |
3月2日(日) |
住友金属鹿島 |
住金グラウンド |
10:30 |
2−4 |
負※ |
3月6日(木) |
鷺宮製作所 |
川越グラウンド |
13:00 |
4−3 |
勝 |
3月7日(金) |
大東文化大学 |
川越グラウンド |
13:00 |
雨天中止 |
3月9日(日) |
東京大学 |
東大グラウンド |
13:00 |
22−3 |
勝※ |
3月12日(水) |
立命館大学 |
川越グラウンド |
13:00 |
11−1 |
勝※ |
3月13日(木) |
横浜商科大学 |
横浜スタジアム |
13:00 |
4−2 |
勝 |
3月15日(土) |
日本通運 |
川越グラウンド |
10:00 |
5−14 |
負※ |
3月16日(日) |
上武大学 |
川越グラウンド |
13:00 |
7−5 |
勝 |
3月19日(水) |
早稲田大学 |
早稲田大グラウンド(一軍) |
13:00 |
9−4 |
勝※ |
川越グラウンド(ニ軍) |
13:00 |
6−1 |
勝 |
3月20日(木) |
金沢学院大学 |
川越グラウンド |
13:00 |
6−0 |
勝 |
3月21日(金) |
明治大学 |
明治大グラウンド(一軍) |
13:00 |
2−2 |
分 |
川越グラウンド(ニ軍) |
13:00 |
5−3 |
勝 |
3月23日(日) |
慶応大学 |
慶應グラウンド |
12:00 |
1−3 |
負※ |
3月26日(水) |
ホンダ |
川越グラウンド |
13:00 |
3−11 |
負※ |
3月27日(木) |
東北学院大学 |
川越グラウンド |
13:00 |
0−6 |
負 |
3月30日(日) |
新日本石油 |
川越グラウンド |
13:00 |
4−6 |
負※ |
3月31日(月) |
NTT東日本 |
川越グラウンド |
13:00 |
5−8 |
負 |
4月1日(火) |
東芝 |
川越グラウンド |
13:00 |
6−5 |
勝 |
4月3日(木) |
JR北海道 |
川越グラウンド |
13:00 |
6−5 |
勝 |
4月4日(金) |
立教大学 |
川越グラウンド(一軍) |
13:00 |
0−0 |
分※ |
立教グラウンド(ニ軍) |
13:00 |
7−3 |
勝 |
4月5日(土) |
JR東日本 |
川越グラウンド |
13:00 |
雨天中止 |
4月6日(日) |
JFE東日本 |
川越グラウンド |
13:00 |
3−3 |
分 |
4月4日 立教大学戦
明日は雨模様なのでこれが春季最後のレポートになると思います。
スコア 0対0の引き分け
立教大:000 000 000
東洋大:000 000 000
【投手】
先発 山脇 回数9回 被安打3 四死球4 奪三振4 自責点0
ピンチらしいピンチは立ち上がり2死後の連続四球、5回に先頭の8番バッターへの2塁打、
6回に先頭バッターの2番に四球。
立ち上がりの連続四球にはヒヤヒヤしましたが、後続を三振に討ち取るなど随所に厳しい
コースに決まっていました。
5回は2塁打で無死2塁のピンチでしたが送りバントを自ら三封して乗り切りました。
6回は2番に四球を与えクリーンナップという場面を迎えてしまいましたが無事乗り切り
8回9回は三者凡退でした。
総じて安定していた内容と言えそうです。立命館大、早稲田大そして立教大と学生チーム
相手に好投を見せ、今日の完封と昨秋の不振からは立ち直ったと見たいです。
開幕の駒大を手玉に取る姿しか今は見えてきません。
【野手】
(中)早川(4年)
(右)荘野(3年)
打 長谷部(2年)
(遊)岩館(4年)
(三)大広(3年)
(指)上岡(2年)
(左)大槻(2年)
(一)田爪(1年)
走 浜田光(4年)
二 瀧(3年)
(二)浜田政(4年)
打一 中曽根(1年)
(捕)田川(4年)
打 山崎(4年)
捕 大山(3年)
今日は完封、2安打のみということでいいところなしなんですが、7回まで4四球もノーヒットに抑えられてしまいました。
立教先発の小林は神宮経験はないものの140KMを越すストレートの持ち主で6回まで東洋打線をノーヒット。
7回、8回の平山は情報がありませんが9回に登板した小林も神宮経験こそないものの小林同様、140KNを越す
ストレートと今年のエース格のようです。立教投手陣の好投も光りました。
ノーヒットのプレッシャーを打ち破ったのは8回に田爪でした。
9回は代打長谷部の死球、岩館のレフト前ヒット、1死1塁2塁とサヨナラのチャンスでしたが4番大広レフトフライ
5番上岡ファーストゴロと試合を決められませんでした。サヨナラ勝ちなら今日の貧打も終わりよしだったんですが・・・。
試合内容が淡白だったためか、いつもより長めのミーティングになってました。
試合後の練習では自主練習を呼びかけたり、グラウンド整備の中、一人ティー打撃をしている岩館の姿が気になりました。
主将としての責任感も強いんでしょうね。
【オープン戦総括】
オープン戦を9試合(慶應戦は途中)見てきましたが、山脇、上野はまずまずの仕上がりと言えそうです。愛甲も序盤は打たれては
いましたが、後半調子をあげてきているように見えました。4年の佐々木も短いイニングであれば使えそうです。同じく4年の浦部はカーブが
生命線ですが短いイニングであれば・・・といった感じです。
2年の宮本も今春は経験を積んでもらいたい存在です。
松沼、杉浦の3年2人も続いてくれれば量は豊富と言えそうです。
課題の捕手ですが、田川を主戦に田中を途中起用で経験を積ませていくということになりそうです。
野手では話題のルーキー田爪のシャープな打撃は目を見張るものがありました。
1年の山本も忘れてはいけないですね。
恐らく開幕も今日のメンバーでしょう。今春のオープン戦はほぼ上記のスタメンで固定されてました。
早川は足を生かすべく左方向へ転がす打撃を徹底してますし、大槻、上岡の2年コンビも期待大です。
こうなってくると主軸の岩館、大広にかかってくるのですが、私が見ている範囲では文句なしとは言いがたいですね。
大広は三遊間への好打がちらほら見られたので神宮でもチャンスに一打よろしくといったところです。
岩館も3月下旬からの試合ではまずまずだったようなので、持続させてもらいたいですね。
3月30日 新日本石油戦
スコア 4対6で敗戦
新日石:300 001 200
東洋大:120 001 000
【投手陣】
先発 上野 回数5 被安打5 四死球1 奪三振2 自責点3
立ち上がり犠打を挟み4連打を浴び3点を献上。先行きが案じられたが以降、5回まで
無失点。2回、8番から始まった下位打線を3者凡退に討ち取り安定した。
2回以降、コースよく決まって0に押さえ込み社会人相手にゲームを作れたのは合格点
と言えそう。
2番手 愛甲 回数2 被安打3 四死球2 奪三振1 自責点3
代わり端、連打を浴び、ゲッツーくずれの間に1点を失う。
2イニングス目は四球でランナーをため、2死を奪うもライトオーバーの3塁打で2点を失う。
四球でランナーをため長打を食らう最悪のケースになってしまった。
3番手 佐々木 回数2 被安打0 四死球0 奪三振1 自責点0
今日は好調。短いイニングであればリーグ戦でも任せられることができそうな期待を抱かせる
内容だった。
【野手】
スタメン
(中)早川(4年)
走中 岡田(2年)
(右)荘野(3年)
(指)上岡(2年)
打指 大河原(3年)
(三)大広(3年)
(左)大槻(2年)
(遊)山本(1年)
(一)田爪(1年)
(二)浜田政(4年)
打 名田(2年)
二 遠藤(3年)
(捕)田川(4年)
走 浜田光(4年)
捕 田中(1年)
打 伊原(4年)
捕 大山(3年)
今日も早川が好調。4打席、2安打、エラーでの出塁、死球でした。
転がす打球やコースにさからわないバッティングなど昨年よりもさらなる進歩がみられます。
死球を足にうけ代走を送られましたが、歩けてはいましたので恐らく大丈夫かと思います。
今日スタメンの山本も2安打。エンタイトル2ベースに流し打ちのライト前ヒット。岩館よりも
いんじゃないかと思ってしまいました。山本も田爪と並んで今後、とても楽しみな存在です。
今日の田爪は4打数ノーヒット2三振でした。
大槻は今日も2安打と好調です。見に行く度に安定した打撃を見せてくれています。
押しも押されぬレギュラー、中心選手と言っていいでしょう。
この春は大槻にとても期待してます。
上岡は第一打席でタイムリーヒットが出ましたが、大広は3打数ノーヒット。大広らしい
長打、4番として頼もしい長打を東大戦以外では見ていないですね。
去年はオープン戦好調、本番が・・・でしたが今年はどうでしょうか。
今日は10安打、6四死球で4点。途中、イレギュラーヒットが2点タイムリーになる幸運もありましたが
同点、2点差だっただけに勝ててもおかしくない展開。チャンスも多かっただけに反省点も多くミーティング時間は
長かったです。
3月26日 ホンダ戦
3対11で敗戦。
ホンダ :061 220 000
東洋大:210 000 000
【投手陣】
先発 上野 回数 1回2/3 被安打5 四死球2 奪三振0 自責点5
初回は1死球のみで無難なスタートかと思ったんですが。
2回は先頭の衣川(日大)がセンター前ヒット。次打者山崎(東洋大)にストレートの
四球。そして7番新人・小板(東洋大)が詰まりながらもレフトオーバーのエンタイトル2ベースで
1点。無死2塁3塁に。8番高松にもセンター前タイムリーヒットを浴び2点目、無死1塁3塁。
9番佐々木(亜細亜大)はセカンドゴロも本塁封殺をあせった浜田がエラーで3点目。
1番上田は送りバント成功で1死2塁3塁。2番増田(東洋大)はレフト前タイムリーヒットで4点目。
3番尾形(日大)はキャッチャーファールフライに討ち取ったかと思いきや、田川が落球。
そしてライトオーバーの2ランホームランでこの回、計6失点で降板。
悔やまれるのは、山崎の後に出したストレートの四球でしょう。この後、急に制球に苦しみました。
ここまでのオープン戦では好投していただけに、今日は期待していたんですが、初回とは別人に
なってしまいました。
2番手 山脇 回数 3 被安打8 四死球2 奪三振2 自責点5
3回は、山崎、小板、高松に3連打を浴び1失点。4回は先頭バッターへの四球もうひとつの四球を与え
2安打で2失点。5回1死後、1番上田にセンター前ヒット、3番尾形には3塁打タイムリー、4番田口にも
タイムリーを許し5失点で降板。
特に4回はピンチで厳しいコースをつき、4番田口を三振に討ち取るなど、時折、目を見張るボールがありましたが
力の差が否めないのか浮いたボールを痛打されたり、詰まった当たりがタイムリーになってしまってました。
3番手 愛甲 回数 4回2/3 被安打0 四死球4 奪三振1
結果を見ると被安打0。ホンダ側の打ち疲れ、先発メンバーとは途中で変わっていますので、上野、山脇と単純には
比較できませんが、被安打0は驚きです。ロングリリーフも充分任せられる力は健在ですね。
ただ、9回に先頭から連続四球はいけなかったです。次打者をゲッツーに打ち取り事なきを得ました。
昨年の日本選手権準優勝、スポニチ大会ベスト4の強豪ホンダですが上野、山脇という2枚看板での大量失点は
残念でした。打たれだすと相手が勢いづき止められないといった感じでした。
【野手陣】
(中)早川(4年)
(二)浜田(4年)
二 山本(1年)
(遊)岩館(4年)
遊 大河原(3年)
(三)大広(3年)
(指)上岡(2年)
(右)名田(2年)
(一)田爪(1年)
一 金谷(3年)
打 荘野(3年)
(左)大槻(2年)
(捕)田川(4年)
捕 田中(1年)
打 河本(1年)
ホンダ先発は中大出身2年目の橋本が5回まで、6回からは新人、流通経済大出身の大田でした。
3回以降は2安打と押さえ込まれてしまいました。
初回の2点は、浜田の四球、大広の三遊間を破るヒット、上岡のライト左を襲うライナーが抜け3塁打に
なり2点。
2回は田爪の四球、大槻のセンター前ヒット、田川送りバント、早川ライト前ヒットで1点でした。
上岡の3塁打、早川が足を生かすことを心がけた転がすバッティングでの2安打、そして8番に下がり
ましたが、大槻の2安打が光ました。大槻の好調さが目を引きます。
今日は荘野に変わって名田がスタメンも4打数ノーヒット。瀧も含めライトのレギュラーはまだまだ流動的
と言えそうです。
掲示板でも話題になった金谷(東洋大姫路)を始めてみました。巨体選手ですが結果は三振。
今後に期待です。
投打ともに今日は力の差が出てしまいました。語ることも少なく残念です。
3月23日 慶應大学戦
5回途中までのレポートです。
スコア:1対3で負け
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
計
|
東洋大
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
1
|
0
|
0
|
1
|
慶大
|
0
|
0
|
1
|
2
|
0
|
0
|
0
|
0
|
×
|
3
|
先発:宮本 回数:3 被安打:5 奪三振:2 四死球:2 自責点:1
2年生ということもあり今後の活躍を期待したい選手です。立ち上がりは先頭バッターはいい当たりのファーストライナー。
2番杉吉がレフト前ヒット、3番池辺に二塁打、4番早川四球で1死満塁も次打者をファーストゴロ、ショートゴロで無失点。
2回は2死からピッチャーにヒット、次打者に四球を与えるもこの回も無失点。
3回は1死後、4番早川に二塁打、2死となるも6番金本にセンター前ットを浴び1点を失う。
結果は1失点でしたが走者を背負う厳しいピッチィング。時折、高めに浮いたボールで痛打を浴びた感じです。
正直、慶應の打者に力負けしてしまった感を受けました。
今後、軸になっていってもらいたい存在なだけに、まだまだ経験を積んでいく段階でしょう。
2番手:浦部 回数:2 被安打:4 奪三振:2 四死球:0 自責点:2
5回で帰ってしまったので、その後何回まで投げたかはわからないです。申し訳ありません。
4回に2死後、1、2番に連打。3番池辺の当たりはショート正面のゴロでしたがイレギュラーし2点タイムリーに。
5回は5番6番を連続三振。1安打を許すもこの回は無失点。
外角に決まる落差の大きいカーブは有効な武器ですが、ストレートが甘くなると痛打を浴びてしまいました。
4年生として迎えるリーグ戦。山脇、上野を支える存在になってもらいたいところです。
カーブでカウントを稼ぎ、ストレートが厳しいコースに決まってくれば、ある程度のイニングは任せられると思うのですが。
【野手】
(中)早川
(二)浜田
(遊)岩館
(三)大広
(指)上岡
(一)田爪
(左)大槻
(捕)田川
(右)荘野
右 瀧
田爪が7番から6番、田川が9番から8番へ打順をあげています。
5回途中までですので満足な記録にはなりませんが、5回まで早川が先頭で3度出塁するも、得点にはつながりませんでした。
早川は死球と足を生かしたショート内野安打、ショートエラーでの出塁。他校にとってあの足は今年も恐怖ですね。
続く浜田は一つ送りバントを成功させましたが、送りバントがファールになってしまったり、エンドランで打ち上げてしまったりと
今日は5回までは、2番の仕事はできてませんでした。
3番岩館、4番岩館2人で5回まで4打数ノーヒット。いずれも詰まった力ない当たりでした。
3番、4番が当たらないと当然ですが、今年も東洋大は厳しいですね。
上岡の綺麗なセンター前ヒットと田爪の選球眼のよさが光りました。
荘野の第一打席がふがいない三振だったため即、瀧と交代、ライトのポジションは流動的かもしれません。
3月19日 早稲田大学戦
スコア:9対4で勝利
東洋大:001 600 020
早稲田:000 000 400
【投手陣】
先発:山脇 回数:7 被安打:7 四死球:2 奪三振:4 自責点:1
立ち上がり先頭バッターに四球を与え、送りバント成功でスコアリングポジションにランナーを
背負うも3番鳥谷、4番・比嘉を外野フライに討ち取る。
2回は3安打を集中されるも、ライト荘野のホーム好返球で無失点。
3回、5回には1安打のみ、4回、6回は三者凡退。
特に6回は、主軸の鳥谷、武内から三振を奪いました。
残念だったのは7回。先頭バッターに四球を許し、次打者のセカンドゴロがゲッツーコースだったのですが
セカンド浜田からのトスをショート岩館が落球してしまいオールセーフ。
今度はサード前のバント処理を大広がエラーで無死満塁に。
9番山田はレフトフライに討ち取るも1番田中には詰まっていたもののライト前に落ちるタイムリーヒット。
2番青木は力強い高めのボール球で三振を奪い2死になりましたが、ここまでノーヒットだった鳥谷に
ライト線を破られる走者一掃の3塁打を浴びてしまいこの回4失点。
7回は味方のエラーも絡んだ不運もありましたが、先頭バッターへの四球が痛かったとも言えます。
走者を背負っての長打でしたので4失点になってしまいました。エースとしては、味方のエラーを
カバーするところも見せて欲しかったです。
ただ、主力が残っている昨年連覇の早稲田大に対して、2回こそ3安打を浴びましたが、ゲームを
作れたのは評価できそうです。前半はボール先行気味でしたが中盤は安定していました。
ドラフト候補の鳥谷も4打席目に残念ながらピンチで長打を浴び失点してしまいましたが、それまでの
打席では一三振を含むノーヒットに押さえこみました。
際どいコースに決まるボールも見られ、立命館大戦も同様ですが四球も少なかった点も高評価したいです。
早稲田戦でゲームを作り、今日は充分にエースとしての役割を果たしたと言えそうです。
監督さんも記者の方に対し、山脇の球持ちの長さがよくなってきたことを話していました。上級生として
ダイブ、度胸もよくなってきたようです。
2番手:上野 回数:2 被安打:0 四死球:0 奪三振:2 自責点:0
一言、よかったに尽きます。代わり端、武内、由田を連続三振と迫力充分。
コントロール良く、球速もでてました。住金戦に続いて2回見ましたが、今季は相当期待できるのではと
大変楽しみです。
山脇、上野が好投を見せ、リーグ戦に期待が持てそうな気がしてきました。
【野手】
(中)早川
(二)浜田
(遊)岩館
(三)大広
(指)上岡
(左)岡田
左 岡田
(一)田爪
(右)荘野
打 名田
右 雨宮
(捕)田川
今日も早稲田投手陣が13四死球と乱調。チームでは11安打でました。
先発は昨年、尽誠学園で甲子園に出場した1年井上が4回まで。昨年、ベンチ外だった3年吉井が5回から
登板といった陣容でした。
今日は、上岡にホームランが出ました。東大戦同様、飛距離充分。飛ばす力がある選手ですね。
今年はぜひ神宮での初ホームランを期待したいです。
今日は岩館が4打点。4回1死満塁からセンター右を破る3塁打。8回無死満塁から1点レフト前タイムリーが出てます。
ただ、他の4打席は詰まった打球ばかりで、欲張りですが、こんなもんじゃない選手のはずですので物足りないものが
ありました。
大広もセンター前へ抜けるヒットが出ましたが、他の4打席は精彩を欠きました。高橋監督も4番が・・・と苦悩しているようです。
早川(6打席4四球)以外のスタメン選手にヒットが出て、チームとしてはまずまずの打線になっているのではないでしょうか。
大槻も昨秋の実績はありますが、今日はタイムリーヒットを放ちました。安定した打撃を見せてくれてますので、
神宮でもそこそこやってくれるでしょう。
浜田、田爪も好調そうです。田川は今日も2安打でしたが、監督さんからはキャッチングの悪さを指摘されてました。
まだまだ、課題は多いようです。
試合後のミーティングでは特に7回の失点のお話をされてました。9回までが野球ですから、1回でも集中力を欠いて
失点を重ねてしまえば、試合には勝てませんからね。四球とエラーが2つ重なりランナーを溜めて長打というある意味
最悪な失点の形と言えそうです。点差が開いてしまって集中力を欠いてしまったかもしれませんが、リーグ戦では命取りに
なりかねませんし、相手チームに息を吹き返さないためにもきちんと締めていかないといけないですね。
3月15日 日本通運戦
5対14で敗戦
日本通:135 020 030
東洋大:000 030 200
【投手陣】
先発:佐々木(4年) 回数:1回1/3 被安打:6 四死球:0 奪三振:0 自責点:3
東大戦では、まずまず、鷺宮戦では好投したようですが、残念ながら今回の先発
のチャンスを生かすことはできませんでした。
初回の失点は先頭バッターの一・二塁間の間に飛んだ詰まった打球をルーキー、田爪と山本がお見合い
するような形になった不運もありました。この場面には若さを感じました。
2回は4安打を集中され途中降板。
2番手:杉浦(3年) 回数:1回1/3 被安打:4 四死球:1 奪三振:1 自責点:5
佐々木の後を継いで、3番下窪をショート岩館の好守と三振で乗り切るも
2回は4連打を浴びてしまいました。1死後カウントワンツーから5球をファールで粘られフルカウントになり
レフト前へのヒット。その後に3連打です。2死を取るも四球をだして降板。
ボールそのものは走っている感を受けたんですが。
3番手:松沼(3年) 回数:2回 被安打:5 四死球:2 奪三振:0 自責点:2
代わり端、3番下窪にライト線を破られるタイムリー2塁打を浴びる。
4回は0に抑えるも5回は1死後、四球を連発。牽制死を奪うも3連打2点を失い、降板。
東大戦同様、四球が失点につながっているのでは厳しいが進歩がない。
4番手:宮本(2年) 回数:2回2/3 被安打:3 四死球:1 奪三振:1 自責点:2
5回2死一二塁からリリーフし、6回、7回は0に抑えるも8回に捕まる。
宮本も8回、先頭バッターに四球を与え、送りバント、連続ヒットで失点。
この回の失点ではバックホームがそれ、途中出場の捕手ルーキー田中が後逸し、バックアップに入った宮本
までもが後逸。ランナーが進塁につながっている。いただけない場面でした。
5番手:愛甲(3年) 回数:0 被安打:1 四死球:0 奪三振:0 自責点:0
左打者に対しワンポイントで登場。抑えられずにタイムリーヒットを浴びる。期待の選手だけに残念な結果に。
6番手:浦部(4年) 回数:1回2/3
被安打:2 四死球:0 奪三振:0 自責点:0
唯一、自責点がつかずに乗り切った。結果を残していけば、リーグ戦でも短いイニングなら任せられるか?
今日は、社会人強豪相手とはいえ、投手陣が崩壊。山脇、上野の出来が最重要ですが、2人に続く投手
、中継ぎ、リリーフを任せられる存在が出てこないと厳しいですね。山脇、上野が崩れたらおしまいではとても
優勝は見えてきません。今後のオープン戦では、結果を出してもらいたいです。
【野手】
スタメン
(中)早川(4年)
(二)山本(1年
二 浜田(4年)
(遊)岩館(4年)
(三)大広(3年)
三 大河原(3年)
(指)上岡(2年)
打 瀧(3年)
打 山崎(4年)
(左)大槻(2年)
(三)田爪(1年)
(右)難波(1年)
(捕)田川(4年)
捕 田中(1年)
打 松田(4年)
捕 大山(3年)
今日は、セカンド・山本、ライト難波、ルーキー2人がスタメンに名をつらねました。
山本は立ち上がり先頭バッターのセカンドゴロを田爪とお見合いのようになり
エラーになってしまいました。田爪も時折、一・二塁間の当たりに戸惑いながら
プレーしているシーンも見受けられます。セカンドの浜田、山崎のフォローが欠かせないですね。
見せ場が少ない試合でしたが、唯一の盛り上がりは5回、7番田爪、8番難波、9番、途中出場の田中の
ルーキー3連打でしょうか。
この後、やや打撃不振だった途中出場の浜田がレフト線を破る3点タイムリー3塁打。
この後の打席では7回に2ランと気を吐きました。
相変わらずよかったのは早川。2安打、1死球で5打席で3度出塁。
大槻も左投手から1安打と私が見に行っている試合では当たってます。
今日は岩館、大広、上岡のクリーンアップがさっぱり。
岩館も2打数で詰まったセンターフライにショートフライ。
大広は1三振、キャッチャーファCにショートフライ。
大広は1三振、キャッチャーファールフライ、ファーストファールフライ。
上岡は左投手相手でしたが、2三振。
岩館、大広、今後どう仕上げていくのか、大きな課題になってきそうです。
試合後の練習では大広、上岡が特打。特に大広は構えが小さくなってしまっているようで、トップの位置を高く
もってくるフォームでフリーバッティングを監督さんから厳しく指示されていました。
3月12日 立命館大学戦
11対1で勝利
立命館:000 000 001
東洋大:321 104 00×
【投手陣】
先発:山脇 回数9 被安打9 四死球1 奪三振0 自責点1
今日はエースが完投。1試合を投げきるスタミナが試されたかと思います。
結果は1失点でしたが、どこか力強さがなく立命館大の拙攻に助けられて
1失点に終わったなという感が強いです。
立ち上がり2回は三者凡退。4、5回は連打を浴び、特に5回は無死1塁2塁と
なりましたが、バント空振り、牽制死で乗り切りました。
ランナーを出してからの粘り強さが山脇の真骨頂ですが、今日は迫力に欠けていた
という感がどうしても否めません。
三振の山を築くタイプではありませんが、0も気になります。変化球のキレに鋭さがあれば
神宮での好調時はそこそこ三振も取っていただけに今日は?でした。
四死球は1と住金戦と比べれば安定してましたし、結果として1失点ですからこの
時期としては、これから調子をあげていってくれると信じたいです。
山脇の右腕にチームの浮沈がかかるだけに、欲張りですが、完璧だと言える内容ではなかったです。
【野手陣】
スタメン
(中)早川
(ニ)浜田
打ニ 山崎
(遊)岩館
(三)大広
(指)上岡
(左)大槻
(一)田爪
(右)荘野
打右 瀧
(捕)田川
今日も立命館大投手陣の10四球、4失策、1フィルダースチョイスもあっても大量点でした。
一方的な試合展開になってしまいました。
初回は、四球とフィルダースチョイスで得たランナーを大広が三遊間を抜く2点タイムリーで先制と
理想的な展開でした。
2回、4回には岩館、上岡にもタイムリーが出て、クリーンアップが仕事をしてくれました。
欲を言いますと、その後、岩館が3度ランナーを置きながら詰まった打球で凡退、大広も初回の
1安打のみだったのが寂しかったですね。この2人が打っていればさらに大量得点でした。
岩館のタイムリーも見方によってはうまく右へ運んだという形に見えたものの詰まった当たりでした。
きょうは終日、岩館のバットが当たってなかったのも気になります。
相変わらず、田爪君が好調です。今日2安打1打点。左投手からも1安打でてます。
エンドランがかかった打席ではショートライナーになってしまい、監督さんからは「必ず転がせ」という
厳しいゲキが飛んでいました。
他は上岡が内野安打を含む3安打、早川もいい当たりの2安打を飛ばしてます。
田川も2安打と私が見に行っている試合では打撃好調です。4回2死からの連打を浴びた場面では
リードの指摘を監督さんから受けていました。
上岡以下、左打者も左投手から今日はヒットが出ていただけに一安心です。左投手・左打者の法則も
好選手には無関係ですからね。
メンバーも固定されたオープン戦になってます。もう少し、今日も控え選手の出番があってもいいのでは
と思ってしまいました。ベンチ横で熱心に素振りしていたんで。
左打者が多いだけに、特に青学・清水は打ちにくいですから、岡田、長谷部、大河原ら右打者の力が
必要になってくる場面もありそうな気がします。
メンバーが固定されているだけに、ほぼ今日のスタメンが開幕の駒大との試合のスタメンと言ってもいいようです。
3月9日 東京大学戦
22対3で勝利
東洋大:361 540 003
東京大:200 000 100
【投手陣】
先発:松沼 回数4 被安打2 四死球5 奪三振0 自責点0
立ち上がり連続四球と不安定な内容。初回に3四球、ワイルドピッチと内野ゴロの間に
2点を失う。
ワイルドピッチは捕手・田川には止めてもらいたい投球でしたが。
2回以降はまずまずの内容も計5四球は頂けない結果と言えそう。リーグ戦での登板
には次回以降の出番で結果を出さないと厳しそう。
2番手:宮本 回数3 被安打2 四死球1 奪三振2 自責点1
9番バッターにホームランを浴びる。前回の住金戦同様、まずまずのピッチィング。
このまま結果を残していけば、リーグ戦でも充分、出番がありそう。
3番手:佐々木 回数2 被安打2 四死球1 奪三振1 自責点0
8回2死から不運な連打を浴びるも後続を断つ。球速もまずまずで楽しみな存在と言えそう。
【野手陣】
スタメン
(中)早川
中 岡田
(ニ)浜田
ニ 山崎
(遊)岩館
遊 大河原
(三)大広
三 長谷部
(指)上岡
打 雨宮
(左)大槻
左 松田
(一)田爪
一 伊原
(右)荘野
右 瀧
(捕)田川
捕 田中
スタメンは住金戦と全く同じ。恐らく6番までは右投手の場合はリーグ戦でもこのメンバーでしょう。
今日は東大投手陣が17四死球と割り引かなければいけない面も大きいです。
3回裏からはメンバーを入れ替え、控え選手が登場しました。
本塁打も8本(うち2本は満塁)飛び出す、派手な試合でした。
大広、上岡が2ホーマー、他は田川、長谷部、伊原、岡田にホームランが出ました。
上岡のホームランは振り切って文句なしの当たりでしたが、大広の打球はボールの下をこすって詰まったかなとも
思いましたが球場の狭さか、風の影響かサクを超えていきました。
長谷部は、同行の仲間からは以前からぜひ野手でという話がありましたが、ひじが痛いとのことで、今春は野手に
チャレンジのようです。内角球を見事に振りぬき、ファールかと思いましたが切れることなく、ポール際へ飛距離充分のホームラン。
岡田も最終回に飛距離充分のホームラン。
上岡、大槻、田爪、荘野と左が続きますので、岡田、長谷部あたりが代打、左投手時のスタメンということになりそうですね。
右打者の控えの充実がキャッチャーの確立とともに今季の大きな課題になりそうです。
3月2日 住友金属鹿島戦
今年最初の試合、住友金属鹿島戦のレポートです。
2対4で敗戦。
東洋大:010 000 010
住金鹿:100 000 03×
【投手陣】
先発:山脇 回数:3回 被安打:3 四死球:3 奪三振:3 自責点:1
先頭バッターにいきなりストレートの四球。送りバントを決められて3番バッターに右中間を破られる2塁打
で1点を失う。この後、2人に四球を許し二死満塁にピンチを迎えるも7番をキャッチャーフライに討ち取り
なんとか1失点で切り抜ける。
2回、3回とヒットを一本ずつ許すも後続をたって無失点。
初回に3四球とらしくない立ち上がり。寒さと風の影響もあったかもしれません。結果として1失点でしたが、苦しい
立ち上がりでした。秋の不振があるだけに今後のオープン戦で自信を取り戻していってもらいたいところです。
2番手:上野 回数:3回 被安打:2 四死球:0 奪三振:2 自責点:0
山脇と違って制球に安定感がありました。元プロ選手・吉田(阪神)から三振も奪いました。
今後も期待がもてそうです。
3番手:宮本 回数:1回 被安打:2 四死球:0 奪三振:0 自責点:1
監督さんからも体ができてきたとの声が。投球に力強さも感じました。
昨春のオープン戦のみの実戦でしたが、オープン戦での好投が続けば充分、神宮でも出番がありそうです。
8回、元プロ選手・吉田(阪神)に右中間を破る3塁打を許して降板。
4番手:愛甲 回数:1/3 被安打:0 四死球:1 奪三振:0 自責点:1
先頭バッターにノースリーから2球きわどいコースに決まるも結果は四球。次打者はセカンドゴロ、挟殺プレーに
討ち取る。
5番手:杉浦 回数:1/3 被安打:0 四死球:1 奪三振:0 自責点:1
先頭バッターを力強くストレートで追い込み、ファールで粘られ、死球を与えてしまいました。
1死満塁の場面でサードゴロの間に1点を失い同点に追いつかれました。
しかし、力強いストレートは魅力的でした。
6番手:浦部回数:1/3 被安打:1 四死球:0 奪三振:0 自責点:0
2死2塁、3塁の場面で登板。9番バッターにフルカウントからレフト前えのクリーンヒットを浴び勝ち越しの2
点タイムリー。カーブでストライクを取るも置きに行ったボールで痛打を浴びた感じです。
8回に宮本が3塁打を許し、愛甲、杉浦が四死球を与えランナーを溜め、浦部がタイムリーを浴びる。8回
はリリーフ陣が1点のリードを踏ん張れませんでした。
【野手陣】
スタメン
【中】早川
【二】浜田
打 山崎
【遊】岩館
【三】大広
【指】上岡
【左】大槻
【三】田爪
【右】荘野
打 山本
右 瀧
【捕】田川
打 伊原
今日、目だったのは1年の田爪です。1打席目こそ、いい当たりながらもセカンドフォースアウトになってしまいましたが、
その後、2安打1四球1打点。特に1対1の同点、2死1塁2塁からライト前へ勝ち越しのタイムリー。勝負強さを
みました。タイムリーの打席、四球を選んだ打席とも際どいボールを見送ったり、ファールで粘るなど今後、大変楽しみ
な存在と言えそうです。
同じく1年生、PL出身の山本も代打でヒットを放ちました。
早川も初回の打席でヒットで出塁。その後はチャンスで2打席凡退してしまいましたが、初回の打席はオーラを感じて
しまいます。
大広2安打、岩館にも1安打とこちらもヒットが出て一安心です。
大槻は2安打、上岡はノーヒット。2年生野手は明暗を分けました。
気になるキャッチャーは今日は終日、4年田川。盗塁を一つ許しましたが2安打1打点でした。
打線は11安打、4四球を得るも2得点とつながりを欠きました。相手2番手の左投手・関本に3つ牽制死を食らったのが
痛かったです。
最初の試合ということで差し引かなければいけない場面もあるかと思いますが、山脇を初めとした投手陣はどんどん調子
をあげていってもらいたいです。
野手はなんと言っても、岩館、大広。この2人が打たないと始まりません。2人そろって住金のコーチの方からアドバイスを受ける
姿は圧巻でした。まさに逸材の2人ですが、高橋監督から「このままでは住金どまりだ。」と辛口の声に対して住金の監督さんは
「こちらは大手を振って大歓迎」とのことです。もちろん2人が目指す道は違うはずですけどね。