Niagara Falls, ON

木の葉が色づき始めた9月下旬、ナイアガラの滝に行きました。Via Railに乗り、トロントを出発。
間もなく車窓の左側に、オンタリオ湖が美しく広がります。約2時間で列車はNiagara Falls駅へ。
駅から滝まではかなり離れています。


 レインボー・ブリッジを渡ってアメリカ側へ。カナダ側ほどアトラクションはありませんが、
滝の最先端まで行くことができます。テラピン・ポイント、ここまでくるとカナダ滝はもう目の前。
アメリカ側でお薦めなのが「風の洞窟ツアー」。アメリカ滝のすぐ間近を徒歩で歩くというもの。
レインコートを貸してはくれるものの、びしょ濡れになります。


「霧の乙女号」もアメリカ側で乗った方が空いていると聞きました。再びカナダ側に戻って今度は、川の下流へ。
移動に便利なのが「ピープル・ムーバー」というシャトル・バス。ナイアガラの観光スポットを結んで走っています。
最初のスポット「グレート・ゴージュ・アドベンチャー」。ナイアガラ川の脇を川沿いに散策できるようになっています。
秋は特にお薦め。紅葉が美しいです。


再び滝方面に戻り、今度は滝の中心のテーブル・ロックハウスへと戻ります。
ここで今度はカナダ滝を裏側から見てみます。「Journey Behind The Falls」。
エレベーターで地下まで降りていくとトンネルへ。歩いていくと水しぶきの音が次第に近づいてきます。
トンネルの先には空洞があり、水が勢いよく流れています。まさにここが滝の裏です。次は「アイマックス・シアター」。
滝を樽で落下しようといろいろな人が挑戦を重ねてきました。
その挑戦の物語をナイアガラの滝の歴史と共に3Dの映画で見ることができます。
夜になると滝はライト・アップされ、昼とはまた違った姿を楽しむことができます。


↑Maid of The Mist(霧の乙女号)↑。

滝を見下ろすには展望台がお薦め。左上は、アメリカ側の展望タワー。
 スカイロンタワーはナイアガラの中で一番高いタワー(右上)、カナダ滝の近くにあるのが、ミノルタ・タワーです。
紅葉も少しずつ始まっていました。

レインボー・ブリッジ(左上)、レインボー・ブリッジとアメリカ滝(右上)。

レインボー・ブリッジから(右上)。川の中央が国境です。

スパニッシュ・エアロカー(右上)。
ナイアガラ川が蛇行している所に渦巻ができています。そこを真上からゴンドラに乗って眺めようというものです。

鉄道でNiagara Fallsに向かったのは、9.11,2001。ちょうど、このページの写真を撮影した日のことです。
乗車して暫くすると車掌がまわってきて、たった今NYで起こった事件について聞かされました。
NYのPenn Stationは閉鎖されていて、列車も途中のAlbany-Rensselaerまでしか行けないとのこと。
レインボウ・ブリッジを渡りアメリカ側のimmigrationに向かったものの、係官から「国境は今は開いているが、
いつ完全閉鎖されるか分からないので、カナダ側に宿があるなら戻った方がいい」とアドバイスされました。
国境は厳戒態勢が敷かれ、どこかものものしい雰囲気。

NYから来るはずの帰りの列車はCancelとなり、バスに振り替えとなりました。
これはバスの車窓から撮影したWelland Canal(右上)(多分)。
帰ってきてホテルに到着すると、ロビーのテレビの前は黒山の人だかり。
繰り返し流される画面を見て、ことの重大さを理解しました。

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