帰省ツーリング・第1話


 4月26日

 午後3時10分出撃。
 早速神奈川県内で新型白バイVFR800Pの犠牲者を発見!
 4時半くらいには久里浜に付く予定がまだ横浜。
 17時横須賀に入ったついでに戦艦三笠訪問、猫の写真と三笠の写真を撮る。
 久里浜の海岸に出たところで最初の給油、GSを出た所で航行中の1隻のフェリーが見えた。
 寄り体所が有ったのだが、今度の機会と言う事で・・・
 18時25分久里浜港を出港してサンドイッチ2個とフランクフルトを食す。
 少々眠ったが気が付くと金谷の目前・・・1時間くらい乗っていたかった。
 19時金谷着。
 コンビニで何か食い物を買おうかと思ったが弁当おにぎり共に品薄だったので止める。
 バイクの所で着替えているとカワサキのツナギを着た男に声をかけてきた。
 話によると日本一周をした事が有ってツーリングライダーを見かけると声を掛けると言っており、日本1周は経験済みらしい。
 目的地が札幌だと言っても驚かなくて少々残念。
 乗ってきたトラックを見ると有限会社川崎重工リース・レンタルと書いてあった。
 房総半島を全て回ろうかと思ったがショートカットしてしましました・・・
 走りだすと思ったより寒い、20時どさん子でネギラーメンと大盛りライスの食事。
 食後上下を着用!

 4月27日

 0時鹿島市外れのオートスナック中野サンプラザで休憩。
 日立を抜け、帰りに強襲揚陸艦・・・では無くカーフェリーで上陸予定の大洗に出た時トリップメーターを見ると350キロになっていた。
 さすがに房総半島を回ると距離が伸びる・・・
 いわき市すぐの所でブルーシートを敷いて寝袋に包まって仮眠、ろくに寒くて眠れず5時に出発。
 6時県内のすき屋に入って牛丼のセットを特盛りで頼む。
 店の外でNSRの少年がスクーターの少年の手を借りてNSRを解体し始めた、朝も早よから牛丼屋の前で店を広げ始めるかなぁ
 9時宮城県に入ってから道の駅三本木に付く、食堂が準備中だった。
 眠くなってきたのでベンチで眠りこける、熱くて目を覚ますと顔がひりひりする。
 日焼けらしい(笑)
 気温も20度近くらしい。
 気を取り直し11時出発。
 仙台市街に入るとすり抜けをするバイクやスクーターが多くなる、取りあえず前に出さ少し時間が経った所で私もすり抜けを始める。
 すぐの信号で私を抜いて行った連中が団体で信号待ちをしていた。
 慌てて前に出ても先に有るのは信号機、その先にも信号機、市街地とはそう言うものだ。
 12時宮城と岩手の県境のラーメン屋で食事、ネギラーメンとライスを注文。
 食後SUGOのスーパーバイク世界選手権を見に行くと言っていた友人が居ることを思い出し電話を入れてみる、仕事で行けないとの事。
 途中岩手県内でDAYの店ホーマックを覗いてみる、今使っているベストと同じ物を発見して思わず取得、ついでに冬用のジャケットとオーバーパンツを脱ぎフライトジャケットに着替え早速取得したベストを装着!
 ホーマックを出てから燃料が乏しい事に気が付いた、盛岡の手前だったが給油。
 青森港まで持つのだろうか?
 春先だと言うのに暖かいので気持ち良く走れたが夕方に近づくと寒くなってきた。
 トイレに入りたかったので道の駅に寄る、スーツ姿の営業職の人に話かけられる、休日はオフ車乗りでジェベルGPS車に乗っており北海道にも行った事が有ると言っていた。
 私のレイドの箱を見るなり「こんな付け方見た事無い」そりゃそうだろう(笑)
 道の駅を出てしばらく走る、ミラーを見ると箱の蓋が無い!!
 引き返して探すと無傷で出てきたが、今度は冬用のグローブの片方が行方不明になった(T_T)
 気を取り直し北上。
 岩手県と宮城県の県境辺りで日が傾いて来たのでコスチュームチェンジ、近所のオヤジ二人がおしゃべりしていた、日本語とは思えない言語で(笑)
 そこで私は見てはいけない物を見てしまった、以前からオイルの滲みが出ていたがオイル漏れになっていた。
 地面にこぼれ染みになるオイル、果たして私は札幌まで走っていけるのだろうかと不安になる。
 日没寸前にラーメン屋に入り夕食、昼に引き続きネギラーメンとライスをたのむ。
 岩手県北部に入ると寒寒とした風景が広がる
 本当は日没前に入りたかったが21時10分に青森FTに到着。
 東京からの走行距離は985・5キロでした。
 東京から延々走って行って疲れてターミナルに付いて受付のお嬢さんに「すぐに乗れますよ」などと笑顔で言われると、すぐに乗りたくなるので受付を素通り。
 すぐに乗れそうであったが2階に行って仮眠を取る。
 
 10時頃のろのろと乗船手続きをする、1時10分出港の「ばにあ」を押さえられた。
 結局青森港に集まったバイク乗りは、たったの4人で東京湾フェリーでは私一人であった。
 メンツは、八王子ナンバーの私のレイド、札幌ナンバーのスパーダ、庄内ナンバーのFZR、そして名古屋ナンバーのアフリカツイン。

4月28日

 12時10分に乗船、早速眠り込む。
 5時函館に到着、取りあえずフェリーターミナルの食堂に入り、ここでの極めて私的な定番のカツカレーを頼む。
 ターミナルを出て227号線を北上して5号線に出る、今回の目的の1つ姫川駅探索を始める。
 線路を渡って姫川に入り、駅の入り口を探すが見つけられず。
 馬を飼っている所が有ったので馬を撮影、駅周囲と思われる所を散策するがそれらしい所は見当たらず、燃料も乏しくなってきたので北上を始めようかなどと思って5号線に出てる。
 北上を始めると右手に種まき前の畑らしき物が見えた、足跡とその向こうに2枚の看板らしき物が気になってUターンして調べてみると姫川駅入り口と書かれた看板が倒れていた(笑)
 姫川駅に入って撮影して待合室に入ると過去に鉄道マニアの方が残した張り紙が・・・
 URLが書かれて有ったのでメモを取ろうと思ったがデジカメで撮影。
 イタズラ書きでない所が好感が持てる。

 目的を達成したところで北上を始める。
 5号線と230号が合流して北に続いている区間で230号線を選択どこまで行けるか試してみたくなった。
 虻田町で洞爺湖に入る所で曲がって入ってみると程無く通行止め、230号線では札幌方面には出られない事が判明したので取りあえず37号線を東に向かい室蘭経由で苫小牧に行く事にした。
 伊達でトイレを借りに道の駅に入る。
 時代劇に出てくるような建物で驚くが江戸時代にはここら辺には和人は住んでいなかった筈だが・・・
 隣接の施設に伊達時代村とか出ているし。
 室蘭に入ると巨大なつり橋が目に入ってくるが有料道路なので入る気が失せる。
 室蘭市街を抜けるとGPSのコンパスが北の方角を示す。
 気温がいきなり下がった、寒い風が体温を奪うがそのまま走りつづける。
 多分太平洋側だとベーリング海から冷たい海流が流れてくるために気温が下がると思われる。
 苫小牧市内に入り支笏湖に向かう手前で庄内ナンバーのFZRを見かけるが、合図を送る間もなく判れてしまった。
 海沿いを離れると今度は気温が上がり始める。
 支笏湖に入る手前でダートに入ってみる、レイドがオフ車だった事を再認識(笑)
 支笏湖に到着、湖畔で芋天とトウキビを食す、しばらく休んでからバイクに戻るとオイルが漏れ地面にシミを作っていた。
 元々オイルが滲んでいたがオイル漏れと呼べるくらいに拡大していた。
 しばらくまったり過ごし出発。
 湖畔沿いの道を走り湖面を見る、底が見えるくらい透明度が高い。
 デジカメで撮ろうかと思ったが辞めておく、一応ここは自殺の名所なので湖面以外の何かが写っていたら大変だ・・・
 昼間は2輪の走り屋が、夜は4輪の走り屋が出没するワインディングを抜け滝野と石山の分岐で滝野の方に向かう。
 滝野すずらん公園の手前で左折裏道を使う、11師団が管理しているらしい真駒内演習場の近くでZZRが後ろに付いた。
 普通八王子ナンバーのバイクがこんな裏道走っているとは思わないだろうな(笑)
 そして2時10分実家到着。
 総走行距離は1337・2キロメートルで、かかった時間は最長の47時間となりました。

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