旅の持ち物 〜ハードディスクプレーヤー


 旅の持ち物シリーズ?第6弾は、ハードディスクプレーヤー。その名の通り、コンパクトなボディにハードディスクを内蔵しており、音楽やビデオ(動画)・静止画を再生するものである。
 各メーカーからいろいろなタイプのものが市販されているが、拙者が愛用しているのはソニーの『HMP−A1』という機種である。

 これがあると、駅で列車を待つちょっとの間に音楽やビデオを楽しむことができ、待ち時間もそれほど苦にならない。また、飛行機を利用した時の退屈極まりない長時間のフライト時間や、ひとり寂しく宿で一夜を過ごす時も、これがあれば気楽にお気に入りのテレビ番組や映画・音楽が楽しめる。

 もっとも、音楽やビデオの再生なら小型のノートパソコンでもできる。むしろ、ビデオを観るならパソコンの方が画面が大きくていいのだが、パソコンだと起動・停止にけっこう時間がかかるという欠点がある。ハードディスクプレーヤーなら、スイッチオンしてから稼働状態になるまでの時間は、パソコンよりも遙かに短いから、ずっと気楽に使える。それに、小型軽量になってきたとはいえ、ノートパソコンはまだまだ重い。拙者のHMP−A1の重さは約250グラムだから、どんなノートパソコンよりも軽い。上着のポケットに入れても、それほど気にならない。

 外で使う電子機器となると、気になるのはバッテリーの保ち時間だが、HMP−A1の場合は約4〜5時間(ビデオ再生時)といったところ。ちょっとした空き時間に使うものだから、これくらいで充分である。

 どのくらいのビデオデータを格納できるかは機種やビデオファイルの規格によって違うが、MPEG1規格のビデオファイルだと、HMP−A1には約20時間分ほど入る。これも、充分な容量だろう。

 さて、ハードディスクプレーヤーの欠点といえば、電子機器の宿命である「電池切れ」であろう。幸い、HMP−A1のACアダプター兼充電器は小型軽量なので、持ち運びは苦にならないが・・・。
 それから、ハードディスクプレーヤーはパソコンに繋いで画像ファイルを転送する必要があるのがほとんどのため、ある程度はパソコンの知識も必要だ。もっとも、ハードディスクプレーヤーに付属するインターフェイスソフトの出来がよければ、それほど難しくはない。
 また、お値段は決して安いとは言えない。拙者のHMP−A1の実売価格は、約5万円(2005年2月現在)。小型のノートパソコンに比べたら遙かに安いが・・・・。


 まぁ、いくつか欠点はあるものの、拙者にとってハードディスクプレーヤーは旅の重要なアイテムのひとつになっている(^^)
 

   2005.2.12