駅前タクシー


  都会・地方に限らず、ちょっとした規模の駅前では、必ずと言っていいほどタクシーが客待ちしている。

 旅に出て駅舎の写真を撮る時、なるべくタクシーの姿も一緒に写し込むようにしている。その地域(またはタクシー会社)独特のオリジナルカラーをまとった車体もさることながら、タクシーはその時々の最新型車を使うことが多いから、後で写真を見た時に「時代を感じる」と思うからである。

 タクシーに使われている車種は地域や時代によって異なるが、現在の大型車ならクラウン(トヨタ)・セドリックまたはグロリア(日産)、中型車ならコンフォート(トヨタ)やクルー(日産)が主流である。
 地方によってはギャランシグマ(三菱)やコロナ(トヨタ)・ブルーバード(日産)あたりか。マツダの地元である広島では、ルーチェカペラのタクシーが比較的多い。

 ボディーカラーはそれこそ千差万別であるが、都会のタクシーはオリジナルカラーというか、比較的派手めのものが多いのに対し、地方のは黒や白の一色のケースが多い。
 まぁ、オリジナルカラーよりも自動車メーカーが用意しているカラーの単色の方が車両価格が安いであろうから、単色のクルマを採用しているタクシー会社は、見た目よりも車両価格の方を優先しているのかもしれない。

 ということで、もし旅に出て駅前に佇む時間があったら、色とりどり(でもない時もあるが)のタクシーに目を向けてみるのもいいかも?
 

 2002.10.11