2002

11月
遠くのあなたへ
人恋しい季節になりました
そんな秋晴れの日、西の山に登ってみたよ
たくさんの人たちが生活するこの大都会も
ここからはひとまとめに見ることが出来るんだ
今日だけは自分の悩みが小さく、小さく感じたよ
9月
遠くのあなたへ
秋の心地よい風を感じながら読書を楽しんでいるよ
にぎやかな夏の出来事が少しずつ遠ざかっていく中で
何か新しいエネルギーが生まれてくるよ
じわ、じわっと
5月
遠くのあなたへ
都会に向かう電車がいつもの大きな橋を渡るよ
混雑して緊張感がただよう車内だけど
この橋を渡る時だけはみんなの顔がおだやかになるんだ
それはね、河川公園の緑と遠くにみえる富士山が
とても、とてもきれいだから
3月
遠くのあなたへ
「春」がすぐそばまで来ているよ
雪国育ちの僕にとって
「春」は何よりもうれしい贈り物なんだ
心がうきうきして、何かが始まる気分でいっぱいだ
うれしいな〜
とにかく、うれしいな〜
1月
遠くのあなたへ
新しい年がとても静かに明けたよ
冷たい空気と温かい気持ちが調和して
とても幸せな気分になっているよ
今年も自然にいきたい
自然にね
遠くのあなたも自然であってほしいな
自然でね
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