実話ネタのお部屋 春の間



その6 ラッキー!

(cast:椿as樹さん 一条asピグ 五代くんas若林くん 桜子さんasひかる)

桜子「あぁ、もう最悪」
五代「どうしたの?」
桜子「電車の中に、買ったばかりのDVD忘れてきちやったのよ、それも2枚も」
椿  「あらら」
一条「それは気の毒に」
五代「大丈夫だよ、桜子さん、きっと出てくるって」
一条「いや、それは無理じゃないか、諦めたほうがいいと思うぞ」
五代「一条さん、冷たいですよ」
一条「だがなぁ、たとえば、だ。椿、おまえがもしそれを拾ったとしたら?」
椿  「ラッキー!」
一条「だろ、俺もそう思うし」
五代「ひどい、一条さん!!!」

えぇ、結局出てきませんでした。ちなみにモノはクウガの5巻目。
泣く泣く買い直し。せめてネタにしないとやっとられんわ、シクシク。



その7 別れるから

(cast:五代asひかる みのりちゃんas樹さん 一条asうちの旦那)

城南大学研究室にて
一条 「では私はこれから署に戻りますので」
五代 「じゃあ俺はみのりりところに行ってきます」
一条 「気をつけて行けよ」 五代 「はい。あ、桜子さん、携帯貸して。みのりに今から行くって電話しないと」
桜子 「はい」
 tu-ru-ru-ru-ru----
五代 「あ、もしもし? みのり?」
みのり『おにいちゃん?』
五代 「うん、今終わったとこ。これからそっち行くから」
みのり『え、でも今日は一条さんと会ってたんでしょう、いいの?』
五代 「大丈夫、一条さんとはもう別れるから」
 ガッチャーン!(何かが割れる音)
みのり『そうなんだ、じゃあ待ってるね』。
五代 「うん、それじゃあ、後で」
 Pi!
五代 「ありがと、桜子さん……どうしたの?」
桜子 「まぁ、五代くんに他意はなかったんだろうけどね」
五代 「え?」
桜子 「帰る前に、アレ、どうにかしてってね」
 と、指差された方向を見れば固まっている一条が。
五代 「一条さん! どうしたんです! 一条さん!!」

幸い実際には旦那には聞かれてなかったんですが、後から今の会話はヤバくないかと気付きまして。



その8 当り 〜香港ガーデン・飲茶バイキングにて〜

(cast:椿as樹さん 一条asピグ 五代くんas若林くん 桜子さんasひかる)

五代「それにしてもこんなにおいしいんだから、椿さんも来れば良かったのに」
一条「来るわけないだろ、あの好き嫌いの多い男が」
桜子「一応、今日行くってことは言ったんだけどね、『いってらっしゃい』って返事だったわ」
五代「でもてっきり椿さんも一緒かと思って、椿さんの携帯に連絡しちゃいましたよ。
    そしたら『オレは今日は仕事だ』って返事だし。
    慌てて桜子さんに電話し直しました」
桜子「そうよね、二人して遅れてきてくれて。
    しぃかぁも、どうして二人で一緒の電車で来るわけ? 
    まぁこれ以上は聞かないでおいてあげるけど」
五代・一条「「はははは…」」

と、そのときいきなり銅鑼が鳴り響いた。

五代「いったいなんだろ?」
桜子「なんかウェイトレスさんが銅鑼鳴らして歩いてるけど」
一条「12時……はもう過ぎてるな」
五代「あ、止まった」

ウェイトレス一同「おめでとうございます!」

一条「あぁ、あれだ。当りが出ると景品プレゼントとかいう」
桜子「確か飲茶のお皿に『当り』って書いてあるんですって」
五代「そうなんだ」
一条「しかし……あれは恥ずかしいな」
桜子「言えてる。いったい何かと思ったわよ」
五代「そうですね。あれはちょっと……どうしたんです? 一条さん」
一条「……当ってる」
五代「え?」
桜子「あぁ! 本当だ。当りって書いてある」
五代「えぇ! って、一条さん。どこに行くんですか」
一条「いや、ちょっと手洗いにな」
五代「ずるいですよ、逃げる気ですね」
一条「それを注文したのは沢渡さんだろう。俺じゃないし」
五代「ひどい!! あぁ。行っちゃった。どうしよう、桜子さん」
桜子「無論、ウェイターさんに知らせるのは一条さんが帰ってきてからに決まってるでしょう。
    同じテーブルにいる以上一連托生よ」
五代「そうだよね」

 ちなみに景品は中華クッキーのセットでした。



TOPへ   小説TOPへ   実話の部屋TOPへ