久二男さんの木尽くし日記 その96



続ドングリころころ、オオナラ、コナラ
06/4/22

ロシア版レッド・データ・ブック(絶滅危惧植物のリスト)では、南千島に生育するウド、カシワ、ミズナラ、ホウノキが挙げられていることは、日記その10「マグノリア属ホウノキ」で書きましたね。

このミズナラ、恐竜と共存して進化したとも言われている。

果実のデンプンや脂肪は、発芽に必要な栄養分と思われがちだが、大半を動物に食べられても、胚軸(はいじく)さえしっかりしていれば発芽が正常に行われ、生育できるといわれ、うまく種子散布されるように、動物に食べられるために進化した。乾燥に弱く、すぐに発芽力を失ってしまう性質も、動物によってすばやく地中に埋められることに適応したものと考えられるそうだ。特にアカネズミなどが大豊作年などはせっせと運び、土の中に埋め込みを行う。恐竜が栄えた約6500万年前に日本でコナラ属は生育していた。哺乳類はネズミ程度の大きさでドングリの埋め込み作業を担っていたという。そして大型の恐竜が歩くことにより土が耕され、やわらかくされてドングリを埋め込みやすいようになる。

ドングリをあく抜きして食品化していたのは、日本ばかりでない。東アジア地域以外にもアフガニスタンから地中海沿岸、ヨーロッパ西北部に至る地域や北アメリカにもドングリを食べる民族がいるといわれています。

これらの植物に、ときに虫こぶ(むしこぶ)が見られる。奇形でもないし、病気とも少し違う。虫と植物の進化のせめぎ合いが生んだ奇妙な造形は、いまだに謎に包まれているそうです。

サクラの漢字「櫻」。2えい(階)の女が木(気)にかかるなどといわれるよね。じゃー、2えいの女がやまいだれ(やまい)になると、目の上のたんこぶ(こぶ)。小池環境大臣も小泉政権下では小さい池のままですね。そして百合も咲かないはずです。

それではまた。





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