久二男さんの木尽くし日記 その56



メグスリノキ(ミツバカエデ)
04/08/09

メグスリノキ(目薬の木)カエデ科
 別名/チョウジャノキ

カエデの仲間に、こんな風変わりな物も幾つかあります。「ヒトツバカエデ」「チドリノキ(ヤマシバカエデ)」などもそうですが、およそその葉を見ただけではモミジ類とは思われないでしょう。よく見ると、3枚の葉を持ちその枝はちゃんとカエデの特徴、対生です。秋には他のモミジには負けるものかと、際立つ紅色に見事に染まります。

昔、「黒田官兵衛」がこの木の葉を煎じて、洗眼などに用い大金持ちになったところから「チョウジャノキ」などとも謂われる、とか。

現在も「目は肝に通ず」などといわれ、目にも肝臓にもいいと宣伝され、民間薬として売られています。木を切って細かくチップ状にし、袋詰されて売られているわけです。

森案内での説明では常に「葉、小枝だけにすればいいのに」と。そしてその木の存在を、理解できる人だけに「根元」まで案内しました。ロッジでも売られていまして、人気製品でした。栃木県の「柏倉さん」のはからいと、努力には敬服しています。自分の山をこの木で作った方です。





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