久二男さんの木尽くし日記 その45



いずれアヤメかカキツバタ?
04/05/20

ヒオウギアヤメ(アヤメ科)

花は紫、青、白色。日本には栃木県の那須地方に変種のナスノヒオウギアヤメ、長野県の霧ケ峰にキリガミネヒオウギアヤメが分布し、いずれも内花被片がヒオウギアヤメより大きい。同じ仲間のヒオウギに似ているのでこの名前。

葉がヒノキで作った扇に似ているところからヒオウギ(桧扇)と名づけられた、その瑞々(みずみず)しい黄色の美しいこの花は昭和三十年当時、お袋のハナは出荷用によく栽培していました。ささやかな収入源だったのだろう。「いずれアヤメかカキツバタ」。アヤメ属はどれも水辺の植物というイメージが強いが、植物の主体は中央アジアの乾燥地に分布する。種としてのアヤメは日本でもこの特性を持っていて、山地の日の良く当たる草地などに群生する。これに対してカキツバタは湿地や沼地に、時には水に浸って生えている。ヒオウギアヤメは形態がカキツバタに似ているためか、高原に上がり玉原湿原の初夏を彩る。

3年ぶりに明日、玉原高原に行ってきます。
勿論、畏れ敬い完全防備で。
それではまた。





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