樂の音その79

樂の音その79



SEVENTH コンサート
11/8/24
 りっちゃん

娘道成寺前1/3今年も8月7日一番暑い時に、三味線とお荷物を抱え、着物を着て、ヤッコラショと行って来ました。たどり着いたらもうすっかり疲れ果てて・・・大汗。

「娘道成寺」は、中学の時に、唄だけちょこっと父に習った。始めは謡、次に「鐘に恨みは数々ござる」と、仏教用語の羅列、そして女から見れば「男は悪所者」、男から見れば「女は悪所者」と恨みがましい詩の後が、にぎやかな吉原の場面。ここだけは順序不同なれどしっかり記憶に残っている。リズムがなんともいいんだなぁ。そんな解説も、最初にしたかいもあって、「吉原の場面、華やかな雰囲気が聞き取れたよ」って。「声がよく響いていた」(言葉は昔のだから理解できていないみたいだけれど・・・)「一年間の積み重ねが感じられた」「着物も三味線もなじんできたね」・・・御大からの「ブラヴォー」はいただけなかったけれど、うん、また上がっちゃったしねぇ。皆さんの歌に比べたらまだまだですが・・・それなりに・・・何より好きな曲が弾けて、幸せ。

今年は参加者が少なかった。始めたころのメンバーが主流の演奏会。いつもながら女性陣の発声、透明感があってきれい。まだ現役だから、練習不足と自信不足で、もっと響いてもいいんだけれど・・・現役退いた年代が一番響いていた。ハーモニカとピアノによる汽車の歌も良かった。わたしが好きな「ラダァムステ」の2重唱も聞けて嬉しかった。歌い語りの「金子みすずの世界」はコマーシャルのエセ臭さとはまったく違って好ましかった。奈美さんのヴァイオリン独奏他がなかったのは残念。今年は伴奏のみ。何でも弾ける・吹ける・歌える人なのに・・・お客様としてきた元メンバーも急遽出演。ちゃんと歌えちゃうところがまた素晴しい。圧巻は3大テナー、なんというか、それぞれ個性ある人がノリに乗って、思いのたけを迫力ある声で歌っている。「ブラヴォー!!」であります。気持良さそう!!

北園の同級生二人も芸達者。ピアノの弾き語りとギターの弾き語り、そういえば私も三味線の弾き語りかぁ。打ち上げでは、北園生で「草原情歌」。漢文の先生が変わり者でねぇ。題名にレ点が一個の映画鑑賞で、一応漢文の授業。この歌も中国語の授業での発音記号とはまったく違う昔の記号で教わったよ。さらに貴重・希少なお客様二人がロシア語の「カチューシャ」。そして酔った勢いで私が「ウリハッケラミョン」を。来年は校歌をリクエストされてしまった。混声合唱だから大丈夫かなぁ。

三大テナーが「初恋」を歌いだし、次々に他のみんなも引っ張り出された。私も・・・この曲もいつか歌いたいと思っていたので、今年は打ち上げが一番最高に楽しかったな。また来年も楽しみにしています。その前に11月の「傘寿と金婚祝の友だちのわ」ですね。そういえば、九曜混成もあったけ。秋は3・11以降自粛が続いた祭り・お囃子も復活しそうだし。また忙しくなりそう・・・





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