樂の音その21

樂の音その21



ま、いっかあ
05/8/24
 りっちゃん

8月13日、セブンスで「奇妙な果実」「慕情」「パリの屋根のした」「L-O-V-E」を歌いました。

もともと時間に余裕のない生活の上、夏ばてバテバテ状態、さらにゴタゴタ(?)も加わり、報告が遅くなりました。

セブンスは元合唱団仲間が、練習後に合唱のこと・音楽のこと等を語らう呑み会から始まり、誕生日に7のつく人が正会員、そうでない人は準会員と誰でも参加できる会であり、自分たちで合唱とはまた一味違う音楽をと演奏会を開くようになったようです。私は、とある合唱団の友人に誘われて、貴重なるお客様(出演者以外のお客様は数が少ないので・・・)として、3,4回聞かせてもらい、いろんな楽器の演奏(三味線・ハーモニカ・フルート・ヴァイオリン・ピアノ・アコーディオン・ハンドベル)、様々な歌(独唱、重唱、ジャンルも)が渾然一体となった、面白い演奏会でした。それぞれが一生懸命であることと、なんというか、心が暖かいのが伝わるとでもいいましょうか。

私自身の出演はこれで3回目。ジャズピアニスト志望の友人に伴奏をお願いし、歌いたい歌を毎回楽しく歌わせていただいています。上がり症の私はいつも歌詞をポカしてしまいます。でも、合唱と違い、自分の思いのたけを込めて好きに歌えるというのは、これまた魅力です。自己満足といわれればそれまでですが、満足しています。

今回は、「奇妙な果実」がメイン。これはとても日本語では歌えないです。英語でよかったぁ。ポプラの木に黒人の死体がぶら下がっている、その情景が生々しく歌われています。典型的な南部の風景とも。イラクでも、黒人は一番危険なところに立たされちゃうんだろうなぁ。今もこの風景は続いているんです。だから、歌いました。

あとの3曲はお口直しという意味もあるけれど、うん、愛が欲しいねぇ。愛が世界を救ってくれたらなぁ。で、楽しくうたいました。

今回のセブンス、お近くの人はいらっしゃればよかったのにぃ。プロの演奏もあったんですよ。いつもはできないセッションができたと喜んでいました。「LOVE」に、そのベース(JIN&KOYUのKOYUさん、ありがとう!!)が加わってくださったのです。で、より一層あがったちゃった。歌詞がボロボロになってしまいました。でも、何とか、音楽は止めなかったし、楽しくは歌えたから「ま、いっかあ」

ピアノソロで武満の「雨の樹素描U〜Rain Tree Sketch U〜を弾いた大坪仁さんが、「音楽はいつも前に進んでいないと、だから『ま、いっかあ』ってとっても大事なんです」と教えてくれました。仁さんもありがとう!!

そして、何よりも私の歌に付き合ってくれるピアニスト輝子さんに最大の感謝です。いつもありがとう。






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