ふむの部屋


生態系

(居るものが居て居ないものが居ない)

人間とは、我侭なものである。
自分に都合が良いように自然を変えていく
木や谷を埋め立てて平らな所を作り、要らなくなったゴミは
凹んでいる所に埋めて行って最後は土掛けて平らにする。
産廃やゴミ宅地開発なんかは、目に見えるから問題に
なりやすんだけどもね。

一番怖いのが目に見えない部分での破壊

水面下で起きている生態系の破壊
ある沢で見た看板

確かに渓流魚であるが、元々ここは岩魚の沢
細々と岩魚さんが居た。
ヤマメサンは居なかった。

それに物凄く流れが細く、餌も豊富でない
その沢のほぼ源流部にヤマメの発目卵の放流が行なわれた。

この先、この沢の岩魚は、どうなるか?

チョッと不安になったが、若しかして岩魚さんも強かだから
ヤマメの稚魚を餌にするかも知れない。
でもその先は?ここは餌が少ないから、大きくなった分、
餌が必要だから餌が足りなくて飢え死に?
チョッと残酷な気がする。

若しかしてヤマメは下流に下って
いくのかも知れない。
そうすれば元々の分布域だから問題は無い
一応、漁協さんがやっている事なので
それなりに考えてやっていると思うし、
行為は合法的である。

居ないものを居るようにする行為は、
バス問題もある。

こちらは、密放流といって勿論違法行為

スズキ科の淡水魚は、元来日本に居なかった
それが引き味が楽しいからと言って
近年密放流が盛んに行なわれた。

その結果
日本全国に居るようになり手の施し様が
無い状態にまで広がった。

昔々戦前の話である、芦ノ湖で食糧養殖用に
ウシガエル・ブラックバスその餌のアメリカザリガニが
輸入され試験養殖された。
その時、謝ってこれが養殖場から逃げ出して
芦ノ湖に入った。
そこでブラックバスの食魚性が問題となって移植禁止になった。
ウシガエルとアメリカザリガニは、食料用で全国へ

終戦直後位までに各地の養殖場から逃げ出した
ウシガエルとアメリカザリガニは、全国に広がったが
移植禁止のブラックバスは、広がらなかった。

理由は簡単、ウシガエルとアメリカザリガニは
陸地を歩けるが、ブラックバスは、歩けないし
移植禁止なので芦ノ湖しか居なかった。
その後、進駐軍のレクリエーションとして
出来たばかりの相模湖に移植された。
古い釣りの本ではブラックバスこの2つしか
居ないと書かれていた。


しかし今は、何処でも居る。
魚だから水の中を移動したのであれば
判るが、川から川へは海を経由しなければ駄目
果たしてブラックバスは、海を泳げるのか?
それとも空を飛んだか、地を這ったのか?
答えは人間の手によって移植された。
根性の無い魚なら、移植されも直ぐ他の魚の
餌になって終わりだが、こいつは最悪
動物性のものなら何でも食べる。
その上繁殖力旺盛・成長も早いと来た。


水の中の食物連鎖は

有機質

植物性プランクトン

動物性プランクトン・水生動物・
草食性、雑食性の魚貝類


肉食性、雑食性の魚貝類


の順番になる。
肉食性の魚で魚を食べるのはマス・サケ類の大型の魚だが
数は少ないし、生殖行為は特攻隊みたいなもので
上流に向って「これから子孫を残します。」と言って行くけど
1発やったら、寿命が尽きて、帰ってこないもんね。
例外は居るけどね数少ない。
その上生んだら産みっ放しの無責任な親、子供は皆孤児
これに引き換えバスは子煩悩
孵るまで面倒を見るし、一回失敗した所で
来年も産めるから増えた分だけ増え続ける。



他の肉食の生物は大方プランクトンや水生昆虫などの食べる。

小さい池などにはマス・サケ類は居ない
ブラックバスは色の部分食べる。
でも色の部分の様に植物性プランクトンは
食べない。
バスはベジタリアンではないのです。


餌の少ない溜池や沼などで考えると
強い物が勝と言う自然界のおきてでは
スズキ科のブラックバスは頂点に居る。

また繁殖力は旺盛で成長も早い
成長が早いと言う事は良く食べる。

最初、餌となる生物は沢山いて早く大きくなる。
大きくなればもっと食べる。
そして全部食い終れば餌は無くなり
既にその時点では食物連鎖が崩れた為に
餌の供給はない


ここにブルーギルも加われば
もっと加速度的に崩壊が起こる。
ブルーギル君は卵が大好きである。
卵を食べられれば魚はクローン技術を
持っていませんから増えません。
なお、こいつも密放流で増えた。


このコンビは、最強無敵です。
日本の淡水にすむ魚界でタッグマッチをすれば
ダントツ優勝間違いなし!


餌が無くなり共食いをはじめる。

そして最後の1匹なれば
ブラックバスも最後は飢え死
ブルーギルも居ればこちらも飢え死に

そこには植物性プランクトンを食べる生物が居なくなる
死んだブラックバス等は、有機質に

有機質

植物性プランクトン


ここで終わり
この先は、死んだブラックバス君達が
食べ尽くしちゃった。


これが水源だったらどうなるか
カビ臭い水になる。
それを除去する為に沢山の薬品を使う。
良く「水が危ない!」と言うが、それに輪を掛ける。


山林開発・産廃問題などで水源ウンヌンと言うが、
これは目に見えないだけに始末に悪い

生態系を崩せは、今まで頑張ってくれた河川の浄化作用が
水が駄目になるのは当然の結果


また魚等を放して元にすれば良いでしょと言うが
果たしてそれで良いのか?


同じヤマメと言っても川、極端な例だと川の沢ごとに
微妙に模様が違う。
岩魚も同じである。

これだけを写真にして見せているサイトもある位だ

難しい言葉で生物の多様性という。

即ち微妙に遺伝子が違う。
川や湖は其々独立した閉鎖水域である。
同じ種類の魚でも微妙に違う。

で失った種は、作れるのか?
今のクロー技術で造れないことも無いが
100%同じ物が出来ないし、存在する遺伝子は
星の数ほどあるから無理であるし莫大な費用も掛かる。

広い河川なら良いのかと言えば
それも無理である。
弱いものからやられる。
弱いものは、大方数が少ない。
絶滅危惧種であるものが多い。


ほっとけば、その内に何処の淡水も
ブラックバスだらけになる。
バス釣りの人は喜ぶが
おいらは喜ばない
ザリガニ、フナ、タナゴ、
クチボソ、メダカ、カエルの方が
好きだ!

勿論ヤマメさんや岩魚さんは大大大好き

メダカって絶滅危惧種なんだよね。

今居る在来の魚類は絶滅危惧種に
なってしまう可能性すら出てくるし、
今の希少生物は弱いから大方絶滅種に
なってしまうであろう。
トキのようにね。
合掌!

絶滅危惧種から絶滅種になってもおかしくない。

最悪のシナリオはこうなる。極論である。
きっとならないと思うが・・・・自信が無い

水生生物が全て食い尽くされて居なくなる。
そうなると最後に我が物顔のブラックバスも
死に絶える
合掌!

そして池や湖は、只の水溜り
川は何も居ない水路
勿論水は、カビだらけ一杯薬品を投入して
飲料水にして人間が飲む

そして人間は、変な病気になる。
これまた死に絶える。
天に向ってつばを吐く如く人間自身に跳ね返る。
合掌!

ここまで酷くならないかも知れないが、近いことになる。

それは、ブラックバスは元々居なかった生物である。
淡水の生物にしてみればエイリアンである。

自分で書いていて今思った。
結構恐ろしい話じゃないか!
様は認識不足かもしれない。
下手な怪談より怖い!
今日1人で眠れるかな?

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河川で釣りをすると遊魚料が取られる。
面白くないが、一応払う。


色々見ると漁協さんも雑魚の放流や
ブラックバスの駆除などをしているから、
最悪のシナリオにはならないかも知れない。
全国内水面魚協のサイトを見てみた。
それなりにやっているようだが、被害額を見ると
フムフムあれ?

今、全国で駆除費用など直接費が
約5000万円!
どこからこのお金出ているの?
漁協の収入は組合費と遊魚料
と言う事は
払った、遊魚料の使い道の1つが
ブラックバス駆除に使われているのか!
俺の年券の中のいくら位なんだろうか?
今度確かめてみよう。

なんか今度は無性に腹が立つ!
今度は怒りで眠れなくなりそう!

その分放流費用に当てて貰った方が魚が沢山釣れて楽しい

楽しむ為に刹那主義的に密放流をしたツケを
何故、他の遊魚者が払わないといけないのか?
おかしな話である。
その分遊魚料安くしろ!と言いたい。
この不景気、お小遣いは少ない!無駄な金は出したくない。

番いけないのが密放流した奴ら
次がそれを擁護する連中と言う事になる。

こいつらが俺の小遣いを減らしている連中か!
後で○○○○でもして減らされた分を回収しようか?

こいつ等からその費用を取ればちっとは
遊魚料が安くなるではないか!


そうすればお小遣いの残は増える。

釣りに行く回数が増える。
おいら嬉しい


いい図式だ。自画自賛

書いていて腹が立ってきた!
なんで俺が奴らの穴を拭く為に
年々高くなる遊魚料を払うんだ!
お小遣いを減らしてまでも

もう買ちゃったけども
久々の渓流釣り復活であるが胸糞悪い気分である。


上野の不忍池から川鵜が飛んで来て色々な川で
魚を食べて一時問題視されていたが若しかして
今まで餌場にしていた沼や池に
ブラックバスを密放流されたんじゃないのか?
それで餌が無くなって他に来ているのであれば
由々しき問題である。
となると川鵜も被害鳥か?
そう考えると目の敵にするのも可哀想だ。
あいつらも被害鳥なんだからね。
俺のお友達と言う事になる。
川鵜に頼みたい!
ブラックバスだけを食ってくれ!
でも他の魚は食べちゃ駄目だよ。
逆に餌になっちゃいそうな気がするが・・・・


店主敬白
今回は、管理人が少々理性を失った事を
ここにお詫び申し上げます。

この問題は全国内水面漁協に外来魚問題のページに
詳細にデータ付で書いてあります。

全国内水面漁協連合 外来魚問題



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