絵画

 

2003年下期

 

 同じ人物を描いても、描く画家の感性で出来上がりの作品の印象が、かなり異なることがあります。
 それが絵画の面白さであり、奥深さでもあります。

 今回は「5人の画家」に登場していただきます。.

 

 

 〔作品1〕
   
色彩感覚が特徴的だと思います。

   チャイナドレスは色彩的に色濃いものが多いの
  ですが、この作品では意図的に抑えてあります。
   そればかりか、色を変化させることで他の作品と
  は違った効果が出ているように感じます。

 

 〔作品2〕
   肖像画的な描写が特徴だと思います。

   手を描いていないことで、扇子と人物とのバラン
  スが絶妙になったのではないでしょうか。
   チャイナドレスの図柄を細かいところまで、しかも
  色鮮やかに描いているため、さわやかな印象が残
  ります。

 

 〔作品3〕
   全てがありのまま描かれている思います。

   まわりに実際にあったものも正直に描いていると
  ころが特徴的です。窓から入り込む光を意識して
  顔に影を入れる、「光と影」を意識して描かれてい
  るのではないでしょうか。

 

 〔作品4〕
   顔の描き方に個性があると思います。

   少女漫画の主人公をも彷彿させる描き方です。
   実物に似ている似ていないは別として、作者が
  モデルに感じた心の中が垣間見られるようです。
   髪の短さとイヤリングの丸さも印象的です。

 

 〔作品5〕
   背景の描き方に個性があると思います。

   おそらくは中国に対するイメージを心で描き、それ
  が背景になって現れたのでしょう。
   まるで、中国の鄙びた場所でこの絵を描いても
  らったような気持ちにさせてくれる作品です。
   それと、持っている扇子の柄と着ている着物の
  柄が、立体的に見えませんか。

 

  サークル名:パレット
 活動場所 :春日部中央公民館
 日時   :第2第4木曜日

  モデル・文責:リリー


〔作品1〕

 

 

画家1

 女性

 

 

 

 

 

画家2

 女性

 

 

 

 

 

 

画家3

 男性

 

 

 

 

 

 

画家4

 男性

 

 

 

 

 

 

画家5

 男性


〔作品2〕


〔作品3〕


〔作品4〕

作品5〕