03.06.07(SAT)           弁天山             浅間・白根
  野反湖のシラネアオイってあまり聞いたことが無いよね。シラネアオイとムラサキヤシオが咲いていると聞いて二人で行ってきました。
  5月3日に赤城自然園にシャクナゲを見に行ったら、シラネアオイも咲いていた。それでも格好つけて”今一だな”どと言うのは手軽さに対する偏見かもしれない。先行き不安が多い世相で気分が晴れないが、庶民が環境の良い公園に花を見に行って喜びあえるのは良い時代である。
  シラネアオイは日光白根のロープウエイの山頂駅周辺の公園でも咲き出したと言う。沢山の人達がそれで癒され充足されることを願う。鹿の食害でシラネアオイが絶えたと言われる弥陀が池は、もともと観光バスを連ねて押し掛ける人々全てを受容できるような環境ではない。
コース:野反峠休憩所 10:25→シラネアオイ植生地(八間山登山口付近)10:35→野反峠休憩所 11:10→弁天山 11:30→エビ山分岐 12:00→湖畔周遊歩道 12:25→野反峠休憩所 13:10
 
  花の季節の土曜日だしダム工事は始まっているし、国道145は混むかなと心配したが、まったく杞憂で行きも帰りも坦々と走れた。
6月7日の野反湖とムラサキヤシオツツジ。
  六合村では既に野反湖の東岸1ヘクタールに二万九千株のシラネアオイを植え、さらに4ヘクタールの土地と12万株の苗を準備したと言う。想像を絶するね!
  今回シラネアオイの最盛期にはやや遅かった。野反湖周辺はノビノビしてスケールが大きいので、1ヘクタール3万本と言われても実際見た感じは大したことはない。”すげえ”と思わせるには(そんな必要があるのかどうか知らないが)5ヘクタール15万株と言うのは正解かも知れない。まだ小さい株が多く、後5年ほど株が無事に育てばすごいだろうな。
野反湖のシラネアオイ
弁天山のムラサキヤシオ
  シラネアオイ植生地の手前のガレ場はコマクサの植生地で、いい葉色をしたコマクサが元気に育っている。これも草津の本白根山に倣って植えられたものである。この植生地の前から対岸の弁天山の方を見るとムラサキヤシオで尾根が赤く染まっているのがかすかに見える。野反峠休憩所から弁天山に登り、アカヤシオと野反湖の風景を堪能しながら湖畔周遊歩道へ下り、新緑の湖畔を戻ってくるのはコースタイム1時間30分程度の手頃で楽しいハイキングコースである。
弁天山ハイキングコースの歩道を彩るコイワカガミ:野反湖はこれから紅葉まで花の季節を迎える。何時行っても何種類かの花が楽しめる。
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