03.05.01(THU)            立岩              西上州
  昔の会社の古い仲間の再就職祝いを兼ねて、山歩きに行くことになり立岩に出掛けた。歴史の跡をとどめる威怒牟幾(inumuki)不動を見物して、適当に登り応えも、スリルも、達成感も得られて、その上温泉にゆっくり浸かって、更に心行くまで飲んで語ろうというんだから欲張りで脳天気だよね。
コース:線ヶ滝林道終点 10:15→威怒牟幾不動 11:10→立岩山頂 12:10-13:00→線ヶ滝林道終点 14:10→線ヶ滝滝壷往復 14:40 (所要時間4時間25分)

羽沢から奥は村落の中の狭い道ですから、ゆっくり静かに注意して走りましょう。特徴の有る古い石垣が歴史を語り、村の中は花盛りです。

駐車場:線ヶ滝の舗装された林道の終点がかなり広く、安心して駐車可能です。線ヶ滝にはトイレと休憩所があります。
大上の村落から立岩
  前橋の集合場所に9時に集まって西上州のどん詰まりの線ヶ滝まで1時間ですから便利になりました。道路族や日本中林道だらけにした農林族?に文句ばかりは言えません。澄み切った水の豊富な沢に沿って威怒牟幾不動に向かう。学生時代ワンゲル部でその後もゴルフや自転車で体調を整えているAさんのペースは速く、ついて行くのがやっとです。前来た時はもっと楽だった様な気がしたのですが威怒牟幾から痩せ尾根までの登りもかなりの急登でした。
痩せ尾根で一服する立岩登山隊の面々
  鎖場や渡り廊下のような狭い尾根をワイワイ渡って最後の急登です。ヤシオやミツバツツジが所々を彩っていますが木の数は多くはありません。最後の急登から山頂にかけて北面の崖にヒカゲツツジの群落があります。皆がどんどん行ってしまうので写真を撮る間もありません。   
ヤシオツツジ
ミツバツツジ
ヒカゲツツジ
  山頂で丁度お昼、高度感のある展望を楽しみながらゆっくり食事、ドリップコーヒーで充実感を味わいながらのんびりしました。
  さて下山です。線ヶ滝目指して急降下です。途中の中間峰のピークから見る西峰の垂直の岩壁の迫力はたいしたもんだよね。皆、雑木にしがみついて写真を撮りましたが全員デジタルカメラでした。時代だなあ!
西峰の大岩壁。200m位あるのでしょうか。
  下りの難所は中間峰と東峰との間の急なガレ場です。50m以上有りそうな長い鎖場を下りますが落石には要注意です。皆慎重に下りました。ここを過ぎれば後は新緑の明るい森を線ヶ滝まで下るだけです。普段ゴルフで鍛えているはずのBさんがちょっと疲労気味です。日当たりの良い森の中で一休みしました。聞けば最近のゴルフはほとんどカートだそうです。

  線ヶ滝は滝壷まで下るのがちょっと大変ですが写真よりはずっと見ごたえのある滝です。深々と澄んだ水をたたえる滝壷も魅力的です。疲れた後ですがちょっと無理をして下ってみる価値はあります。
 
線ヶ滝
  3時半には松井田町坂元宿の日帰り温泉センター”峠の湯”で裏妙義を見ながら野天風呂に浸かっていました。ここで一休みしてちょっと喉を潤してから(勿論運転手はノンアルコール)、前橋に戻ってCさんの再就職と今日の無事を祝って乾杯しました。夜がふけるまで言いたい放題、天下国家を論じ人類の行く末を論じて気炎を上げました。楽しかったね。今度は紅葉を見に行こう!!
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