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コラム

クロアチアの日本語教育

                          クロアチア在住 井出あや

A 2016年1月

 現在クロアチアでは二つの大学で日本語を教えています。首都のザグレブにあるザグレブ大学と イタリアに近いイストラ半島の南端のプーラ市にあるプーラ大学です。 (ザダル大学でも教えていましたが、今年は休み。)
 ザグレブ大学では2004年に日本研究コースができました。3年間コースで1年から3年まで 30人程の学生が学んでいます。2人の日本人教師が常駐して日本語を教えています。 教科書は、1年生で「げんき」などを使い、3年生では生教材を使って読解演習をしています。 日本文学、歴史の講座もあります。
コラム写真A−1(プーラ・ローマ時代の円形劇場)  プーラ大学には昨年秋から日本語コースができました。 プーラはローマ時代の円形劇場が残っており、美しい海にも恵まれて観光地としても有名なところです。 日本人観光客も増えていて、日本語コースで学ぶ学生たちの中には、 将来日本語のできる旅行ガイドとして働きたいと考えている人も多いようです。 昨年9月、日本の着物着付けの先生がプーラ大学を訪れ、振り袖を学生たちに着せて日本文化紹介を行いました。
コラム写真A−2(振り袖を着たプーラ大学の学生) 海外では就職に有利になると考えて外国語を勉強する人が多いようです。 クロアチアでは、大学を卒業しても職に就けない若者が多くいます。 日本からの海外投資が増えていけば、日本語を学ぶ人も増えていくだろうと思います。
 プーラ大学には、現在日本人教師がいません。経験のある日本人の日本語教師を募集しています。
 私は、NGOの主催する日本語講座にゲストティーチャーとして時々会話や日本文化を教えたりしています。 日本の文化に関心のある人たちが多く学んでいて、前回は「七五三」について話しました。

@ 2015年4月

コラム写真@(ザグレブにて)  アドリア海に面した美しい国、クロアチアの首都ザグレブに住み始めて1年2ヶ月がたちました。 クロアチアは人口430万人程で、九州と四国の半分を合わせたほどの小さい国です。 スラブ語系のクロアチア語を話していますが、若い人はとても英語が堪能です。 日本からは最短でも13〜4時間はかかる遠い国ですが、国内2カ所の大学 (ザグレブ大学、ザダル大学)に日本語学科があり、日本語を学ぶ人々がいます。
 今回は大学ではなく、ザグレブ市内にある図書館の日本語教室をご紹介します。
 ザグレブではクロアチアから日本へ留学した若者たちが中心となって「誠」というNPOを作って活動しています。 主に日本の文化を伝えるNPOですが、昨年ザグレブ市内の図書館で折り紙などの日本文化の紹介をしたところ、 大変好評で、終了してから聴衆からもっと日本のことが知りたい、日本語を勉強したいという声がでました。 そしてその後図書館で「誠」の若者たちが先生となって日本語教室をすることになりました。
 20人前後の人たちが、毎週土曜日の午前中1時間程度日本語を学んでいます。 年齢層も小学生から50才台くらいの人まで。動機は子供たちはほとんどアニメからですが、 大学生は日本のテクノロジー、大人は日本の文化や国そのものに興味があるという人が多いです。
 私も時々呼んでもらって、DVDでひな祭りの話をしたり、日本語で自己紹介や会話をしたりしています。

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