「合気」の技術

 合気を技術論と捉えた場合に、下記の項目を理解してもらわないと「使える」ことはできない。
かなり多岐に渡るが、一つ一つ丁寧に、いわば手渡しで伝えてもらえないと身につかないものである。
近日中に東京で講習会を行い、一般公開するつもりでいる。


「合気」の技術

合気の定義

 正しい定義

  「繋がる」技術を使って相手と一体化すること

定義するには他方面から見ないと共通理解ができない

・作用面から

  合気で何ができるのか

   大東流  合気上げ・合気下げ・本当の意味での「触れ合気」

    合気上げは上げるのが目的ではなく力を伝達する仕組みを理解する

   合氣道  呼吸力・非力(臂力)の養成・手から気が出る

    呼吸力も呼吸する運動エネルギーを伝達するための稽古

・現象面から

 合気がかかった状態とは

  重心が共有化される

  軸が共有化される

  力が浸透する

・技術論から

 合気をかけるとは

  「溺れる者は藁をも掴む」状態にしてしまう

  一瞬で相手の軸や重心を奪う

  屈筋の力ではなく伸筋の力でバランスを取る

  ミラーリング

  靭帯・腱を使って相手と一体化するから重心や軸までも共有化する

なぜ「くっつく」のか「手が離せない」のか

1手の内の技術

  手掌腱膜

   ぐい呑

     複数の力・押し引きの同時発生

   茶巾絞り

     三つの力の同時発生

   刀の柄の握り

1足の技術

  四股、すり足、股割の意味

   鼠径部の靭帯の使い方

  腓骨の使い方

   腓骨長筋・短筋の使い方

能楽・新陰流の足運び

  立ち方の意味

   サンチン・騎馬立ち・四股立ち

1脱力の技術

  筋肉を使わない体、靭帯と腱だけで立てる体・運動できる体

  筋肉の代わりに靭帯と腱が担う

  「勁力」は筋肉では生まれない

  力の伝達経路を作る 靭帯・腱であるから相手のそれと共有化できる

  フレームの構築

  軸の意識と作り方

1力抜きとは

  相手がバランス操作で精一杯になるように

1静止の技術

1触れ合気とは

  柔術の触れ合気

  合気の術の触れ合気

  柔術を使える体と合気を使える体の違い