SIMPROP PEPPO


諸  元

機   長 645mm
翼   幅 1200mm
翼 面 積 13.45dm^2
飛行重量 560g
翼   型 MH43
モーター コスモテック CT2947BB
バッテリー 7セル500AR
プロペラ CAM FOLDING PROP×
スピコン シュルツェ slim24be
受 信 機 Futaba FP−R113iP
サ ー ボ Futaba S3101(エルロン) Futaba S3103(エレベータ)
そ の 他  

SIMPROPの"ミニ ホットライナー"という位置づけのPEPPO(発音は”ペッポ”?? どなたか教えて下さい.)です。胴体はグラス、主翼は発泡にアベチ貼り、尾翼はバルサ単板です。主翼はSIMPROP独自の製法で成形されているらしく、なかなかの精度と強度です。主翼尾翼共に視認性を考慮して表は白、裏は赤のオラクオームを貼り、付属のデカールでパッケージと同様に仕上げています。主翼の前進翼平面形とVテール、グラス胴でなかなかのスタイリングです。サイズも手頃で、まさに待ち望んでいた形って感じです。

動力系はキット指定ではモーターは400〜480クラス、バッテリーは7〜10セル600AEでしたので、そこそこの上昇力を狙ってモーターCT2947BBにバッテリー7セル500ARとしました。6×3折りペラで20A程流れますが、駆動時間が短いので大丈夫でしょう。(たぶん!?) 

キットからの変更点は、付属のエレベータホーンが0.8mm厚5mm幅のアルミ板を曲げて作るといったもので、どうも怪しそうだったので、市販のミニホーンに変更しました。合わせてエレベータのリンケージを下側から上側に変更して、着陸時に引っかけて破損するのを避けています。

さて初飛行ですが、いつもはじめて飛ばす機体は重心をいくらか前重にして、エレベータアップトリム気味で飛ばすのですが、今回も同様のセッティングで飛ばしました。モータオンでの上昇はとてもきれいに40度くらいの角度で昇っていきます。高度をとったところでモータを止めて滑空に入ったのですが、いきなりコントロール不能に!エルロンで制御しようとしても逆側に機体がひっくり返ります。もうほとんどパニック状態。何とか気を落ち着かせてエレベータダウンを打ったり、モーターオンしてみたのですが、スピン状態の機体は真っ逆さまに....地面に激突です。それもわざわざ幅2m程のアスファルトの上に....。 被害は胴体モーターマウントがはずれ、テール部分に亀裂、主翼は中心から左右それぞれ7〜8cmの部分でアベチが割れてしまいまいた。完全に折れているわけではありませんが、主翼としての強度はなし状態。とっても”トホホ”な出来事でした。
原因はエレベータのアップトリムが大きすぎたためでした。初めてのVテール機で、パッと見で水平を出したつもりでいたのですが、実は最初から結構アップ気味だったようです。それにさらにアップトリムをとったため上空で、アップ→失速→制御不能→地面にお帰り となったようです。「みなさんトリム設定は慎重に行いましょう!」
それから、墜落直後に聞いた話なのですが、この機体は非常に失速しやすく、滑空中のエレベータアップは要注意だそうです。飛ばす前に聞きたかったよな〜。まったく! フライトログに書く気も失せました...

とは言え、ほとんど意地で復活させました。写真と緒元は全て復活後のものです。胴体の亀裂は内側からカーボンとエポキシで補強、主翼も折れた部分にヒノキのかんざしを埋め込みアベチの上からカーボンキュアシートで補強。キュアシートの織り目と段差はパテで埋めて、ツルツルにサンディングしました。 いや〜、やれば出来る物です。多少の重量増にはなりましたが、主翼強度も見た目もまあまあいい感じです。

でも、飛ばすときはやっぱり、とても気を使います。一番緊張する機体ですね。ランディング前の最終旋回なんかは、ちょっと気を抜いて、バンク中に機速が落ちると簡単に翼端失速します。
スピードはまあまあ。滞空性能は???、(はっきり言って滞空させる機体ではありません。ダウンを打ってスピードを楽しむ機体です。) こんな機体ですがいつまで健在で居られるやら!?


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