自作 DELTA☆MONAKA(デルタ モナカ)


諸  元

    1999/07/04 10セル改造他
機   長 910mm
翼   幅 710mm
翼 面 積 22.3dm^2
飛行重量 540g 600g
翼   型 HQ−0/7改6%
モーター QRP HYPER400・35T-RV マブチ380PH
バッテリー 7セル500AR 10セル500AR
プロペラ CAMspeed5×5 CAMspeed5×5 or
CAMspeed4.7×4.7
スピコン シュルツェ slim24be
受 信 機 Futaba R113F Futaba R113iP
サ ー ボ ユニオンUM−9G(エレボン×2,ノーズギヤ×1) ユニオンUM−9G(エレボン×2)
そ の 他 主翼は最中構造です

自作のプッシャー方式デルタ翼機です。主翼と垂直尾翼はスチレンペーパー、胴体はバルサ製です。主翼の構造は完全中空で和菓子の最中の様です。この主翼は昨年の航空ページェントで斜め翼機を飛ばされた丸山さんの作った機体を参考に作成しました。三角形に切り出した2mm厚のスチレンペーパー2枚(計4枚)で、翼根部のリブ(片翼につき1枚のみ使用)を上下から挟んで接着しており、翼型は翼根のリブ1枚のみで出しています。胴体は普通にバルサで組んでいますが、上部は被覆フイルムの芯に巻いて癖を付けたバルサ板を使用して丸く作ってみました。先端部はせっかくプッシャーにしてプロペラが付かないので、なるべく尖らせてジェット機風に仕上げました。また尾島RCスカイポートでの離着陸を意識して、しっかり脚を付けています。なんとノーズギヤは専用サーボで可動式とし、タキシング時のステアリング操作が可能です。
翼は被覆していませんが、胴体はバルサが透けないようにオラクロームの白を貼りました。だからかどうか分かりませんが、散々ノイズに悩まされました。モーターは当然最後尾に積んであり、バッテリーは重心位置の関係で前の方に積んでいます。このため電源線が胴体の前から後ろまで通っているので、悪条件が重なったのかも知れません。受信機の配置やアンテナ線のとりまわしを変えてみましたが、完全には解決出来ませんでした。
さて飛行ですが、手投げも軽翼面荷重のため思ったほど難しくありません。5月16日に行われたクロスウインド・フライヤーズ・クラブ主催の”練習飛行交歓会in尾島”では、ペラを擦りつつも、めでたく滑走離陸に成功しました。離陸後、初速は付きにくいのですが、まあまあスピードに乗った飛行が可能です。舵の反応も動翼を大きくとったため良く効きます。翼幅の狭さと相まってロールはクルックルです。重量物が機体前後に分散しているためか、ピッチ方向のコントロールは若干鈍いので舵角を多めに設定しています。水平飛行からのループは少々無理がありますが、なんとか出来ないことはないといった感じです。まあ性能はともかく飛んでいる姿は、我ながらカッコイイと思いますし、十分満足しています。
着陸ですが、デルタ機らしくフレアを効かせた着陸が可能です。でも、翼面積の割りに軽すぎるのか、角度を大きくとりすぎると接地したとたんに後ろにひっくり返りそうになります。せっかく脚を付けているのでなるべく水平に降ろすようにした方がいいようです。
飛行中は、ほとんどフルスロットル状態で飛ばしますので、飛行時間は3分もちません。滑空性能は良くないので、送信機のタイマーは2分30秒にセットしています。

 

1999/07/05追加
以前からのノイズ対策として受信機をPCMに変更しました。これでサーボのぴくつきによる急な姿勢変化の心配はなくなります。
併せて7セルから10セル仕様に変更しました。モーターをマブチ380PHに逆転進角をつけて装着。電流値も良いところに落ち着きます。(4.7インチペラで初期11A弱) ついでに夏の発熱対策として、モーター取付板に冷却用の穴を明け、上部にも排気口を付けました。バッテリーハッチにも吸気口も付けてバッテリーも冷やします。空気の抜けは最後尾だけなので多少悪いかも知れません。

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