朝の会で漢字学習

知的障害養護学校     河村 要和

まずは曜日(日・月・火・水・木・金・土)から

知的障害養護学校では,朝の会で期日曜日の確認,1日の予定確認をする場合が多い。1日の見通しを持つことが,心と行動の安定につながると考えるからである。毎日のことなので,そこで扱う「曜日」から漢字を学び始めた。(クラス6名)

ー朝の会の中でー

「今日から9月ですね。今日は何曜日でしょう。」

○曜日の漢字を一枚づつはる。
○「にち」,「げつ」,「か」,「すい」,「もく」,「きん」,「ど」。と教師が言いながらはる。
○「少し離して横1列」に黒板にはっていく。

「もう一度言ってみます。」教師が指差しながら,

「にち」,「げつ」,「か」,「すい」,「もく」,「きん」,「ど」

10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

今日は,この大きなカレンダーで何曜日でしょう。

ここですね。







  「今日はこれ,土曜日です。」と言ってこのカードをカレンダーに合わせる。

※カレンダーは黒板の左端には磁石で止めておく。

黒板の右端に□月□日□曜日と「日にち・曜日カード」を□に貼り付ける場所があるのでそこにも


  のカードをはる。

ここで確認。

「これは何曜日ですか。」

6名中言葉の出る3人の児童は「土曜日」とすぐ出た。

ここまで3分

経過

1日目 6名中言葉の出る3人の児童は「土曜日」とすぐ出た。

2日目 1名の児童は月〜土まで覚えた。他の児童に付いては確かめていない。

3日目 余し反応していなかった児童が,帰りのあいさつの前,「すいよう!」と言って,次の日の曜日カード[水]を取った。