帰りのあいさつ前にパソコンで漢字学習
知的障害養護学校 河村 要和
漢字構造を見直すと言う主旨に立って幼児向けの漢字学習サイトが全国で作られている。そのホームページをつかっての漢字学習である。子ども達は音や動きのある映像にひきつけられる。ただ受身になって見るだけではない。教師がそこに入り,「どれかな?」「どうおもう?」と問い掛ける。それが,積極的に漢字に取り組む姿を作る。 |
1 幼児向け漢字学習サイトを使う
○根本直樹先生の体の漢字サイト,童謡サイト ○斎藤浩康先生の漢字ゲーム |
を使用させていただいた。
9/25(火)1日目
始まるととなりにクラスの児童もやってきて興味津々であった。
音楽の時間にも見られない,朝の会でも早々見られないような大きな声で,
「め」「口」「鼻」「耳」「手」「足」と言うことができた。
画像は児童を惹きつける効果を十分に持つ。
9/26(水)2日目
パソコンを使う場合の問題点も出てきた。
・ カーソルで2者択一問題をクリックしなければならない場合。児童はほとんどカーソルを自由に使えなかったため「できない」となってしまった。カーソル練習が必要。
・ カーソルで答えるのは一人ということになるので,取り合いになってしまう。
個別で行う場合以外は,教師が操作し,教師が発問を付け加えながら進めるということが効果的である。
9/27(木)3日目・4日目
1日目,2日目の内容を繰り返して行う。
精神発達年齢が4歳以上の児童はパソコンの動きを追うだけで,手・足・鼻・耳・口・目を覚えるが,4歳以下の児童は漢字が絵に変わることも見せていかないと,字を見てどの漢字であるか言うことはできないようである。なりたちをゆっくり書いて教える方が覚えると思われる。
以上経過である。