帰りのあいさつ前に毎日漢字学習5
TOSS茨城ML 河村要和
知的障害養護学校の小学部3年生の児童2人に漢字をさりげなく教えた。休み時間のすき間を活かしてである。 |
小プレールームで遊んでいるさなか,壁の黒板に漢字を書いて教えた。
ちょっと来てごらん。これなんだか分かる? |
と言って山の絵を描く。
すごい。よく分かったね。この絵からこんな漢字ができたよ。 |
と言って間に象形文字を入れ「山」と書く。
じゃ,この絵は何かな? |
と言って川の絵を描く。
すごい。よく分かったね。この絵からこんな漢字ができたよ。 |
と言って間に象形文字を入れ,「川」と書く。
もう一回聞くよ。この漢字はなんて読む? |
「山」「川」の漢字を指差して聞くと,「やま」「かわ」と2人とも答えた。
1人はお話ができひらがなが読める子だった。もう1人の子はお話はできるが,1年生の時からひらがなの予定カードを見ていながら,ずっとひらがなで苦戦している児童である。2年生でもよく分からずに来ていた。それが一瞬にして漢字なら覚えることができた。絵から来ているのだから当然といえば当然であるが,2年以上の歳月をかけてできないものが一瞬でできるというのは驚きである。