(C)TWO-WAY/知的障害養護学校/高等部/体育/ゲーム
TOSS茨城NEVER 河村要和
知的障害の重い子供たちも参加でき楽しめるゲームである。2チームに分かれ,大きなお手玉を使い,中央の的に交代で投げ合う。お手玉をたくさん入れたチームのほうが勝ちとなる。教師も加わることで,ゲームが白熱する。 |
1.ルール
(1)チームに分かれる(1チーム6〜9人)
(2)中央の円を挟んで円から7m程度離れ,左右に並ぶ(3人ずつ)
(3)交代ずつ投げ,円にたくさんお手玉を入れたほうが勝ちとなる
※3人ずつ出てきて投げ,3ゲームのトータル点数で勝敗を決する(3人×3ゲーム)。
※8人の場合は一人だけ2回投げることになる。
※1ゲームごとに教師も2名参加する。
※T1の教師が中央に立ち,審判と進行を行う。
※円に入りきらなかった見方のお手玉に自分のお手玉をぶつけ,円に2つとも入れれば2点となる。
※相手のお手玉にぶつけ,出してしまうこともできる。ただし,自分のお手玉も出してしまいやすい。
白と赤のお手玉を使います。 | 投げます。 | 円に入れます。 |
2.進め方
(1)チームを作る(1チーム6〜9人)※例えば赤・青・緑・赤チームに分かれる。
(2)対戦チームを決める。 ※例えば最初は赤チームと青チームという具合である。
(3)的となる円を挟んで2チームからそれぞれ3人ずつ出る。教師は2名出る。
(4)交代ずつ投げ,円の中にたくさん入れたほうが勝ち。
※的となる円はバスケットのコートにあるものを使用する。
3.ハンデのつけ方
明らかに投げても円まで届かない子もいる。その場合は審判の裁量で,その子には,ぎりぎり届くか届かない位置から投げさせてもよい。
4.ゲームを盛り上げるために
@練習では下投げを教える。円まで届かなかった見方のお手玉を入れることができる。
※ただし,どうしてもできない子に対しては投げやすい形のままでいいとする。
Aどうしても力が入り,円から出てしまう子がいる。その子には,少し下がった位置から投げさせる。
Bはじめは教師もうまく行かない。教師も真剣に行うと盛り上がる。
Cあまりに見方チームが勝ちすぎているときには,教師は少し冒険し,相手チームのお手玉を出す狙いに定めるなど,難しいことに挑戦する。失敗がまた盛り上がる。
☆教師の投げる場面でゲームを調節できるところがよい点である。
ー(C)TOSS motokazu.kawamura All right reserved. ー