(C)TWO-WAY/知的障害養護学校/高等部/かず

TOSSランド(TOSS商標)


ボウリングで数の勉強
子ども達の心をぐっと引き寄せる

    TOSS茨城NEVER 河村要和

知的障害養護学校での授業である。その活動では,子ども達の心をぐっと惹きつけて進めていく必要がある。IQが40以下,50,高くて60の子ども達を対象とした場合,子ども達と距離を置いた状態では授業に子ども達がついてこない。子ども達の心をぐっと引き寄せて,心をわしづかみにするくらいの気持ちで行って,初めで授業が成立する。ここが,IQ75以上の子ども達を対象とした場合の授業と違う点である。 
 ただ,このやり方は,通常学級でそのまま行おうとすると,クラスがぐちゃぐちゃになる。私は3年間の研修交流で小学校に勤務したが,その1年目に子ども達の心にぐっと入る対応をしていくと,逆に私の方にどんどん子ども達は入り込み,全員に対応することはとてもではないができなかった。通常の学級では距離が必要である。教師が統率者であるという自覚が必要である。 しかし,時には,子ども達に入り込む対応も必要である。クラスの特別支援の必要な子も巻き込んで乗せなければならない授業の場面,もしくは場合である。そのようなときの技術のひとつとして,今回の授業を提案したいと考えた。

指導案「ボウリングで数の勉強」


1.順番を決める

くじを引いて順番を決めます。

黒板に表を貼っておき,決まった順に名前カードを貼りつける。

なまえ

1回

2回

3回

たろう

ようこ

じろう


















確認します。1番の人?2番の人?3番の人?

自分のやる順番を確認する。

2.ピンを倒す

一番の人用意

投げる線を手で指して確認させ,立たせる。