アンパンマンタッチリレー

力に差がある子ども達が,集団で楽しめる体育をしたい。

みんなで楽しめる工夫がいっぱいのリレーです。    TOSS茨城ML  河村要和

ねらい 1 目標に向かって走ることができる。

       2 目標をタッチしてもどってくることができる。

       3 ルールが分かり,リレーを楽しむことができる。

実践内

・主運動(この時はリレー)の前には,必ず準備運

動,体ほぐしの運動を入れ体を十分動かします。

1.                            ルール 

このタッチリレーは2チームに分かれて,キャラクターのついた3つの目標物をタッチして戻ってくるリレーです。

2.リレーの実際

第1時 目標物まで走ってみる(教室で)

(1)まず教師が手本を見せる。

(2)クラス毎に分かれて座り,順番に一人ずつ出て1対1で競走してみる。

第2時 目標物まで競走してみる(中庭で)

(1)最少は先生が手本を見せる。

(2)少し長い距離で,1人ずつ競走してみる。

(3)最後にリレーで競走してみる。

第3時 体育館でリレーをしてみる。

※ 体育館の床の線をうまく生かして行う。

第4時〜第8時 リレーの練習・リレーの競走

2学期,運動会種目になったので,あらためて練習をしました。運動会で行いました。

場つくり スタート

○○○○○○

ケンステップ

 

○○○○○○

キャラクターコーン ダンボールの草(運動会時)

 

 

 

 

 

 

 


子供の様子】   

・キャラクターを少しずつ見せた。何が出てくるかじっと見ていた。

・キャラクターが出てくると,「アンパンマン」「カレーパンマン」と大きな声で言う児童もいた。

・「走っていって叩く。」というのは結構楽しむ児童が多かった。

◎自閉的な傾向を持つ児童が,なかなかのってこない様子だった。

・何とか最後までつなげたという感じだった。

・回を重ねるうちにリレーらしくなってきた。

・起き上がりパンチングが楽しいようだった。

・写真を見ると,どの子も笑顔で走っていた。

教材・教

・ カラーコーン6個

          コーンにかぶせるキャラクター6個(厚紙とダンボールで作った。鈴もつける)

          ケンステップ緑6個,黄色6個(チームごとに並ぶための輪)

(運動会の時) 黄色と緑のアンパンマンマント・起き上がりパンチング・ダンボールの草

授業における工夫した

ア 力の幅に応じて対応させた。

     →コーンの位置を自由に移動

イ 見通しを持ちやすくした

     →カラーコーンの上にキャラクターをつける(目立つ目標物までまず走る)

ウ 親しみやすいキャラクターを使った

→人気のキャラクター(アンパンマン)

エ 自分の行為が分かりやすくした

       →タッチするとキャラクターに付けた鈴が鳴る

授業を終えて

・どの児童も慣れてきてできるようになるが,自閉的な児童をどうのせるかということが問題となってくる。

(1)見通しの持ちやすい流れを繰り返す 「輪に集まればいいよ。」「コーンを触ればいいよ。」

(2)慣れたところで変化のある繰り返しを行う・1つから2つ,2つから3つ触るへ。・距離を少しずつ伸ばす。

 運動会ではどの児童も笑顔で走っていた。それだけでよかったと思える。