夏休み トークコンサート
2006年8月28日
毎年夏に行っているトークコンサート。今年も國谷尊之先生に来ていただき、素晴らしい演奏を堪能しました。このコンサートも5回目。いつも一生懸命弾いてくださるのはもちろん、ためになるお話がたくさんあり、たくさん勉強になります。夏休みに素晴らしい時間を過ごさせていただいて、國谷先生には大感謝です。
今年のプログラム
真夏に北欧の音楽はいかが?
そしてやっぱり今年はモーツァルト

◇モーツァルト
きらきら星変奏曲
トルコ行進曲付ソナタ(K.331)
◇グリーグ
「叙情小曲集」より
ワルツ
夜想曲
◇シベリウス
「樹の組曲」より
白樺
もみの木
♪お楽しみ♪
今年5回目ということで、子供たちは國谷先生のことをどのくらい覚えているか質問してみたりしました。
「先生の出身地は?」
「先生の特技は?」
みんなよく覚えていました。
きらきら星変奏曲は私からのリクエストでした。きらきら星の歌は誰でも知っているうえに、今年の発表会で小さな子たちが「お母様聞いてちょうだい」という歌を歌いました。また以前青島先生とのコンサートで3人でぐるぐる回って弾くというおもしろい企画もあったので、是非弾いていただきたかったのです。
この次に弾くソナタも変奏曲。
先生はきらきら星を練習していると途中でソナタになってしまったりして、混乱したというお話をしてくださいました。そんなおもしろエピソードも披露してくださいます。
トルコ行進曲が3楽章についているソナタのテーマの冒頭の部分はトンプソンの教本の中に出てきてきます。ちょうどその曲を勉強していたりつろうくんに弾いてもらうことに…!
ちょっと盛り上がりました。
いつか國谷先生のようにみんな弾けるようになってほしいと願いながらソナタを聞きました。

後半は北欧の音楽。
北欧について興味深いお話をたくさんしてくださいました。
私はヨーロッパは大好きですが、北欧には行ったことがありません。実際に行ってみてから、グリーグやシベリウスを弾いてみたい…という思いにかられました。
グリーグの夜想曲は中間部で少し速くなるところがあるのですが、そこでは本当に風の音が聞こえました。静かにそして力強く木々をゆらしている風をすごく感じてひそかに興奮していました。うーん、すごい!
最後にお楽しみ企画として今年はフィガロの結婚メドレー連弾をしました。当日あわせで冷や汗もの…。
そして最後はクイズタイム。今年も少し賞品を用意して全員で競ってもらいました。今日弾いた曲や聞いたお話の中からの問題です。
「さてこれはきらきら星変奏曲の何番の変奏でしょうか?」という問題では何と一人しか正解が出ませんでした〜!(弾いたことある子でも覚えてなかった…涙)
今年も夏休みの1日を音楽で楽しんでもらえたのではないかと思います。コンサートの後はコンクール2次予選を控えた二人にレッスンをしていただき、お帰りになる新幹線までの間、お茶してお話させていただいたことが自分自身の勉強になりました。國谷先生のお人柄にまた感動した私でした。本当にありがとうございました!