緊急座談会

これでいいのか市町合併?

関心示さぬ市民(2)

多くの議員がなぜ推進派になっているかだ。
それを見ようとしない。関心を持たないことは問題だね。
この会で示したら、ちょっとは違うかもしれない。へー、そういう事だったのということを教えてあげたらいい。(そうそうの声)
市の名前を変えるという話もあるけど全くインチキでしょう。大変な費用になるのに。
市債(借金)の平成15年度末現在の見込み残高は1716億ですよ。年度予算額と同じレベルです。
司会 市民に関心が無いのは、直接肌に感じないからでしょ。特例債も借金なのに行政は言わない。お金の話をもっとすれば、分かってもらえるかも。
議員報酬で計算をしてみた。3町と相模原では格段に違う。合併の慣例では高いところに合わせる。次の統一地方選挙まで保障し、来年の4月から起算すると、議長の数は3つ減っても、約3億7000万円も新たな報酬を新市が負担することになる。政務調査費を入れると4億は超えますよ。
半分以下の報酬だった町会議員は倍以上の収入増。合併が嫌だとは絶対に言えないね。そこの町民は喜んでいないかもしれない。そこにギャップがありますね。
欧米では報酬無しでボランティアで議員をやると聞いている。もっと違った思考をしていかないとまずいと思う。財政面だけで議論していると危ない面があるんじゃないか。
合併よりも財政を立て直す方策を考えていく方法はないのか。
藤野町は議員の数を半分に減らした。報酬も半分にした。議員すら考えているのに、逆に市民が置いていかれたくないと言っている。
(傍線注:昨年、藤野町が1市4町の合併協議会から離脱したのを受けて、町独自でリストラ案を作成した。ここで述べられている情報はそれに基づいている。しかし、6月の藤野町で行われた住民投票の結果、自立よりも合併を望む民意が勝ちを占めたため、このリストラ案も現段階では存在意義が希薄になり、実際、実行には至ってないし、至る気配もない。)
いろいろ立場があるんでしょうが、本来の住民自治はどうなんだろう。
それを失ってしまうと町民は言っているんです。問題は市長が3町長との関係を優先して、市民の意向を無視していることが一番です。

追認だけの任意協・検討委
司会 ところで合併後の議員定数はどうなんですか。
「定数等に関する検討委員会」では、定数だけでなく事務事業一元化として12項目もある。これを全部12名の議員たちに任せている。それにも、制度は相模原のものを基準に統一する方向で検討すると示唆しているんだ。私としては、相模原の通りにやってほしくない項目がいくつもある。
今度傍聴して分かったのは、委員会の既定や構成人員などはみな決められており、日程も第4回で結論を報告するようになっていた。このことについて、相模原の長友克洋委員が疑問をぶつけていたけれど既に決めているようだった。それもそのはず。12名の委員の内、7名が合併協議会の委員。報告会の合併協議会委員が一緒では何を話し合うのか。単なるアリバイ作りでしかないと思った。

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