そろそろ初夏という言葉が相応しい時期になり、木々の若葉も、淡い色合いから鮮やかな黄緑に変わってきた。ただ、冷たい空気もなかなか健在で、久しぶりにストーブをつける陽気になったり、丹沢では雪が降り積もり、藤野でも霜が降りたりもした。こんな時の遅い霜に、苗をやられてしまう事もある。ジャガイモや夏野菜に被害が出たかもしれない。
新緑の山の向こうに、少し雪を飾った丹沢の山並を見ると、改めて、なかなか風格のある稜線だなぁと思った。丹沢は、この冬はあまり雪が降らなかったが、春も盛りになってからちょくちょく雪をかぶる。
連休に入って、行楽の人々も多い。道志川沿いのキャンプ場にも客が来ているようだ。ただ近年の傾向として、道志川沿いのキャンプ場は、客が来るのは春から秋までだけでは無くなった感じだ。流行りなのかしれないが、最近は冬でも、意外と客が来る。以前は冬のキャンプ場なんて休業状態だったけど。
なんでも今は、冬の寒さでも快適なキャンプが楽しめるような装備が充実しているらしい。そして、静かな冬のキャンプ場を好んで利用する人も増えているのだとか。
やれキャンプだバーベキューだと大騒ぎするキャンプも良いかもしれないが、たき火をしながら、静かに冬の静寂を愛するキャンプと言うのも良いと思う。