まあ近い将来、相模原市も慌てて人口減少問題に取り組む時期が来るとは思っています。相模原市の、山間部ではない都市部でも、一見、人口は多いように見えて、実は高齢化率が高い地域はけっこうある。住宅団地に住む人々の大半がお年寄りになっていたら、自治会とか、地域の活動も機能しなくなるだろう。
今までは「東京に近い」という立地条件だけで自動的に人口が増えた自治体も、これからはいろいろと考える必要があるだろうな。
そもそも、東京への一極集中が有利に働いた時代は、すでに峠を越えている。通信技術の発達で、なにも都心の会社に直接通わなくても仕事ができる環境はできているし。
大学なんかもなァ、実技に関わる授業は無理だろうけれど、座学だったら、バーチャルリアリティーでの参加で済ます事の方が、普通になるかもしれない。
逆に、「この先生の講議は、モニター越しではなく、直接お会いして聞きたい」、と言わせるような人なら、そうとうなものだと思う。通信技術が進化して、簡単に情報が複製も拡散もできる世の中だけど、案外、そんな世の中になればなるほど、複製できない情報、拡散できない情報、直接対峙しないと得られない情報の価値が浮かび上がって来るのかもしれないな。