そういえばこんな記事を見かけた。
日本初の「ゼロ・ウェイスト宣言」を行った徳島県上勝町にて、分散型処理システム「エコ・サニテーション」の実証研究報告会
〜 汚泥発生量の削減・河川保護の観点で効果を確認
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こちら>>
ふーん、いずれ「トステム」なんかでも浄化槽を売るようになるのかなぁ。
ごみの焼却や埋め立てを2020年までに無くすべく努力をしている徳島県の上勝町と株式会社LIXILが協力して、汚泥を生み出しにくい浄化槽の実験をしている。この記事を見ると、一般に普及している合併浄化槽と異なり、生活雑排水とし尿を分けて処理している点が興味深い。上勝町は「し尿や雑排水を地域で処理し、有用資源としてリサイクル可能とする新しい仕組みづくりを目指しています」とある。
そうだよなー、本来は浄化槽の汚泥だって、上手にリサイクルすれば、焼却して埋め立てなんかしなくても、有用な堆肥にだってなるかもしれない。
それに、こういう設備だったら、いざ大震災が起きてライフラインが寸断されても、小さな太陽電池があれば、さほど心配せずにトイレも使い続けられるだろう。
それにしても、望ましい未来の形を目指して、着々と研究と行動を進めている自治体や企業もあるんですねぇ。
残念ながら、望ましい未来の形を目指して、自分で考えて着々と研究と行動を進めている自治体は、この国では少数派だろう。その多くは、単に上からの命令に思慮も無く追従するだけで、それで自治体の将来も安泰と考える所が多いのではないか。確かに、10年前までなら、それでも何とかなったかもしれない。
でももう、さすがにそれでは限界でしょう。