2002年8月13日(火曜日)の夕方、家族で買い物に行った帰り道に、子ども達がよく遊ぶ公園でセミの幼虫を見つける。
セミの抜け殻は見たことはあるが、幼虫は見たことが無いし、ましてやセミが羽化するのを見たい事が無い。
家に持ち帰りセミの羽化を家族で観察してみた。
セミの幼虫を見つけたのは午後7時頃、スーパーから家まで徒歩約10分。
出来る限り、自然な形で羽化させようと、家にある観葉植物「ベンジャミン」の根の部分に置いてみる。ノコノコと動き出し、ベンジャミンの幹を登り始める。
場所が悪いのか何度も姿勢を整える。しかし、バランスを崩したのか、落ちてしまう。
もう一度、根の部分に置いてみる。今度は上手く登っていき、姿勢を整え始めた。しばらくすると、幼虫の動きが止まる。
そろそろ、羽化かなと思い時計を見ると午後9時を廻っていた。それから約15分後背中が開き始めた。
午後9時17分 背中が割れ始めた。いよいよ羽化の始まり。 |
午後9時22分 たった5分で、かなり割れた。 |
午後9時27分 体半分が出てきた。 |
午後9時30分 ほぼ体全体が出てきた。縮んだ羽も見える。 |
午後9時48分 完全に抜け出した。 |
午後9時49分 羽が少し開き始めた。 |
午後9時54分 羽が広がった。 |
午後10時23分 セミらしくなってきた。色はまだ白っぽい。 |
午後10時55分 どうやらアブラゼミのようだ。 |
8月14日 午前0時48分 羽化は終了したが動く様子がない。 |
午前9時45分 完全なアブラゼミ。 |
初めてセミの羽化を見れた。子ども達は全部見たいと言っていたが、11時には眠くて寝てしまった。
しかし、朝起きて昨日のセミが色がついてアブラゼミになっているのを見て喜んでいた。
孫悟空の息子がセミに触ろうとすると飛んでしまい、開いていた窓から逃げていった。
セミは私達に、ひとつ良い経験をさせてくれた。
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