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ステートエクスプレス 555 (三個五)
「孫悟空」の喫煙習慣は長いが、結婚して初めて広州に行ったとき、初めて会う人に必ずといってよいほど、たばこを1本渡される。 広州の人おもてなしだそうだ。その中でおじさんが持っていたたばこがこれだった。中国製ではなく、イギリス製のたばこ。 中国では「外国たばこ」は「国産たばこ」より高い。もちろん日本の「マイルドセブン」も売っている。中国名「萬事發」。 外国たばこは、吸う人のひとつのステータスだ。
銘柄は「ステートエクスプレス」。中国名「三個五」。吸ってみるとかなり辛いタバコ。 もちろん日本未発売だが、最近、あるところで見つけた。買って久しぶりに吸ってみると、中国に行った時のことを思い出す...。 このタバコを燻(くゆ)らすと、なんとなく中国にいるような気がする。不思議なものだ。話は変わるが、中国の若い人は、「マールボロ」を多く吸っているようだ。 その影響もあり、初めて中国に行ってから「孫悟空」もいつのまにか「マールボロ」を吸うようになった。
竹製の敷物(竹青凉蓆)
暑い暑い夏の広州...。クーラーが効いている快適なデパートに買い物に行ったときに、売り場で目に止まったのが「竹製の敷物」だった。 大きさは、畳2帖より少し小さく、麻雀牌の裏側みたいなのが釣り糸のテグスできちんと網合わさっているものだ。ほかにも竹製ではなく「陶器製の敷物」もあった。日本と違って中国は靴を履いて生活しているので床に引くものではなくベットに敷く。なぜベットに敷くか? 広州の気候は高温多湿で1年中暖かく、夏場の寝苦しい夜には最適なものである。心地よいひんやり感があり、熱帯夜もあまり関係なく熟睡できそうだ。 いくらか聞いてみる...。198元。そんなに高いものではない。これは良いと思い、早速購入。しかし、持って帰ろうとしたらあまりの重さにびっくり。15Kgぐらいあるではないか。とりあえず、デパートから妻の実家まで近かったので 歩いて持って帰った。その後、この重たいものをどうするか妻と相談...。船便で送ると1ヶ月〜2ヶ月かかると言うことなので着く頃には日本はもう秋になってしまう...。 仕方なく、スーツケースのほかにこの重い敷物を持ちながら帰国した。日本に無事帰ってきて、リビングに敷いてみた。暑い日曜日の午後は、クーラーも入れずに「竹製の敷物」の上にごろ寝してみる...。結構涼しい。 「少しは省エネに貢献したかなぁ」と思いつつ、秋を迎えた...。
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