「孫悟空」が広州で体験した事や現地で聞いた事、見て思った事や感じた事などを「あれこれ」紹介します。
広州のエスカレーターは速い!? 広東人が好む数字は「8」!? 「福」の字が逆さまだけど間違ってない!? 広州のドライバーはみんな交通違反!? お茶を飲むときテーブルをたたく!? 羊の肉は犬の肉!? お金はお金? ポケットが財布!? 中国の信号機 タクシーに乗るときは中国語で!? すべての場所がゴミ箱替わり!? 中国はナンバーなしで走れる!? バスの駐車場はどこ!?
バスの駐車場はどこ!?
広州の地下鉄も2号線が開通したが、まだまだ、バスが庶民の移動手段。網の目のように張り巡らされている。 路線数が多く、路線の長さや冷房車かどうかにより1元か2元が乗車賃。前のりで料金箱にくしゃくしゃの人民弊を入れる。 手すりには領収書があるので必要な場合は引きちぎって持っていける。旧型のバスの車内は木製のベンチの様な座席が一般的。 そんな車内で、少々驚いたのが自己中心的で席なんか譲らない広州人が、幼児や妊婦が乗ってくると9割以上の人が席を譲っている。少しビックリ。 話は元に戻るが、路線数が多ければ走っているバスも多いはず。駐車場に入りきらないバスはどうしているかというと、大きな通りの自転車道に路上駐車。 夜10時過ぎには何十台、いや数百台が列なって止まっている。まるでバスの駐車場のように。道路が広いから路上駐車しても大丈夫!?
中国はナンバーなしで走れる!?
「広州東站(広州東駅)」へ行くためタクシーで広州大道を移動中、変な車に出会う。車のナンバーがない。 公安(日本でいう警察)の車が近くを通っても知らん顔。公安がナンバーなしの車を止まらせることなく行ってしまった。 妻に理由を聞いてみても判らない。以前、妻の両親のふるさと「順徳」に行ったときも、ナンバーのない車が結構走っていた。 原因は定かではないが、大きな道に出なければ捕まらないらしい。 「孫悟空」も国際免許も自動二輪の免許も持っていないのに、順徳では妻を後ろに乗せバイクで走り回っていた。 バイクに乗る前に妻のおじさんは「あまり大きな道に出るな。」と言っていた。 今から思うと、本当によく捕まらなかったなぁと思う。それにしても、広州大道をナンバーなしで走っていた車。 あれは一体何だったのだろう?
すべての場所がゴミ箱替わり!?
広州人はゴミを捨てるとき、場所を選ばない。 道端では、お弁当の空き容器に果物の皮、たばこの吸殻など。 中級のレストランで食事をすると、食後の食卓のまわりは凄いことなっている。 鶏の骨や魚の骨、ティシュペーパーやたばこの吸い殻など色々と床に散乱している。 食べながら、床に鶏の骨をペッ...果物の種をプッ...。それを見ている店員も怒りもせず、当たり前のように気にも留めていない。 もっとひどいと、食事した茶碗が灰皿替わり...。それでも店員は気にも留めていない。 「孫悟空」の妻の弟も当たり前の様に捨てている。「孫悟空」も調子に乗って、車の中から「ミカンの皮」をポイッ!。妻の弟からは「好!」(意味は「よし!」。英語で表現すると「ナイス!」)と一言。 妻からは「やめなさい!」と叱られた...(笑)。とにかく、人間性を疑ってしまうほど多くの人が捨てている...が、かといって、いつまでもゴミが散らかっているかというと、そうでもない。 道端では、とても大きなほうきを持った青い作業服に赤紫の襷(たすき)のようなものをつけた清掃員が街のいたる所にいる。 その人たちのお陰で、きれいな街が維持されている。感謝しなきゃ。しかし、掃除し終わったそばから、ゴミを捨てていく。 少しぐらいは、ゴミ箱に入れないとね。
タクシーに乗るときは中国語で!?
広州でタクシーに乗るときは、普通話か広東語を話せるようになってから乗ろう。 服装がいかにも外国人だと、運転手は「ボッタクろう」として、乗ったとたんにやたらと話掛けてくる運転手が多い。 話していることが理解できないと、遠回りされたり、法外な料金を請求される場合もあるので注意が必要だ。 また、スーツケース等の大きな荷物をトランクに入れた場合は、目的地に着いたら先に荷物を降ろしてから、タクシー料金を支払おう。 運が悪いと荷物を乗せたままタクシーは走り去ってしまう。ただし、悪いことばかりではない。 運転手と交渉すればメーターを倒さずにしかも格安料金で行けることもある。 実際に「孫悟空」もやってみた。深夜、「珠光路」から「先烈東路」の妻の姉の自宅まで帰るとき、割増料金が掛かるので運転手と交渉。 運良く、深夜割増料金なしの17元で交渉成立。ただし、違法行為なのでくれぐれも捕まらないように...。
中国の信号機
広州の交通事情は目まぐるしく良くなっている。10年前に初めて広州に行ったときは、まだまだ自転車に乗っている人も多く、お世辞にも道は良くなかった。 現在、「広州大道」などは片側4車線。車種ごと走行車線が分けられていて、舗装も日本と変わらないほど良くなっていた。以前は多く走っていた自転車は、ほとんど見かけなかった。
中国全体にいえる事だが、道路が交差するところは、ロータリーにしているところが多い。現在、広州では立体交差のロータリーも多く「孫悟空」も少しビックリした。 だから、信号機の数も少ない。そんな、信号機のことで驚いてしまった。大きな交差点では必ずと言って良いほど右のような信号機に出会う(ほとんどは縦型)。 日本と違うのは、中国は右側通行だから、赤信号の位置が違う(縦型の場合赤信号は一番上)。そして、もっと異なるのが信号の変わり方。 青信号→青信号が数秒間点滅→黄色→赤色。しかも、信号機の隣には数字が光っていて、次の信号が変わるまでの秒数をカウントダウンしている。 こんな信号機が日本にもあったら便利かもと思うのは「孫悟空」だけだろうか?
お金はお金? ポケットが財布!?
ほとんどの広州人は財布を持っていない。特に男性は、お金をポケットにグシャグシャにして入れているのを良く見かける。 お店や有料道路の料金所でおつりをもらう時も、お札を丸めて「ポイッ」と投げられることもある。 どうしてだろう? 詳しいことはわからないが、大事に使っても、使わなくてもお金はお金だから、価値は変わらないという意識があるのだろう。 だから、お札がボロボロだし、手垢で黒ずんでベタベタしているものもある。中には何元札なのかわからない物さえある。 また、魚や野菜など売っている店では、濡れたお札を渡されることがある。 気をつけないと「バイ菌」だらけで、肝炎などの病気にかかってしまうこともあるそうだ。くれぐれも気をつけよう。
羊の肉は犬の肉!?
広州の話ではないが、同じ広東人のことなので...。
このHP内の「食在広州 【「孫悟空」はゲテモノ好き?】」でも紹介したが、広東人は犬を食べる。 香港人も、もちろん広東人だが、香港では犬の肉はほとんど売っていない。なぜだろう? 実は香港は以前、イギリスの植民地だったが、その頃「犬を食べるなんてもってのほか」のような風潮があり、 苦肉の策として、店の軒先に羊を置いていたそうだ。香港人は、羊が置いてあれば、犬の肉が食べられるという 暗黙の了解が出来た。こうしてグルメな香港人は、香港でも犬が食べられるようになった。
お茶を飲むときテーブルをたたく!?
広州人は飲茶が好きだ。もちろん、食事をする意味もあるが、いろいろな話をする意味もある。(日本で言う井戸端会議的意味もある。) もちろん、飲茶にはお茶が付きもの。一番多く飲まれているのが、「普[ミ耳]茶(プーアール茶)」だ。
さて、飲茶用の湯呑(杯)は小さくて、一口で飲めてしまう大きさのものが多い。 もし、湯呑にお茶を注がれたら、人差し指と中指で軽く2、3回テーブルを叩こう。 これは、「お茶を注いでくれてありがとう」の意味なのだ。
広州のドライバーはみんな交通違反!?
広州に行ったとき、とにかく交通ルールを守らない人が多いと思った。例えば、的士(タクシー)に乗ったとき、前方が広い道路のT字路で一時停止しない...。 前方が赤信号でも、無視をして右折する...歩行者が横断歩道を歩いているのに車で轢(ひ)きそうになる...などなど。
しかし、いろいろ聞いて見るとT字路では、一時停止しなくても良い。交差点では、信号が赤でも常に右折※できるそうだ。 だから、ぶつかる寸前までブレーキをかけない巴士(バス)が、自分の乗っている車に近づいてくると、本当に生きた心地がしない。
また、広州では、日本で言う「歩行者優先」ではなく、「自動車優先」のなので、信号のない横断歩道なんて、命がけで渡らないといつまでたっても渡る事が出来ない。 「孫悟空」も渡ったことがあるが、日本とは違い中国は右側通行なので、見る方向を逆にしないといけない。しかも、片側4車線...。渡りきるまで約25mもある。 だから、広州では車に気をつけよう。※ 中国では右側通行(日本は左側通行)。日本で例えると前方が赤信号でも左折できることと同じ。
「福」の字が逆さまだけど間違ってない!?
「Digit@l孫悟空」のHPメインページだけではなく、中国に行ったことのある人や、日本の中華料理屋の入口などで見かけた人もいると思うが、 「福」の字を逆さまにして貼ってあることに気づいたと思う。 それは、間違って貼っているのではなく、わざと逆さまに貼っている。それはどうしてか? 実は「逆さま」という中国語※は「倒」と書くが、「到着」の「到」とまったく同じ発音で、意味は「来る」「着く」である。 「福」の字が逆さまは...「福倒了」(=福が逆さま)。発音の同じ「福到了」...(=福が来る)。 それを引っ掛けて、福が来るようにの意味をこめて、逆さまに貼っているのである。 ※ 中国語の発音とは、普通話(北京語)のこと。
福が逆さまで
福倒了!
広東人が好む数字は「8」!?
「8」のつく車のナンバープレートや電話番号など高値で売買するほど好まれる。 なぜ、広東人が「8」を好むのか? それは、広東語で「8」の発音は、 「お金持ちになる」「発展する」の意味もある「發」の発音に似ているからだ。
「發財」はお金持ちになるの意味
広州のエスカレーターは速い!?
広州や香港のエスカレーターはちょっと速いらしい...。 「孫悟空」も広州や香港で乗ったことがあるが、日本のより速いように感じる。 特に香港の地下鉄のエスカレーターは一際、速く感じる。 広東人はせっかちだから...。
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