***公園緑地課からもらう木を使って、できること*** |
1.カブトムシを飼おう!
→堆肥小屋つくり
(落ち葉置き場)
|
落ち葉を集めて堆肥を作る場所をつくると、カブトムシの暮らす場所になる。
町田市内では、森が近い場所であれば、自然にカブトムシが来て、
産卵するそうです。町五小も養運寺の森が近いので、適しているそうです。
Pコーナーの外に落ち葉置き場がありますが、壊れかけています。
作り方・・・杭になる丸太を立てて、横に竹や枝、ベニヤ板などを渡す。
この日、林田さんが、伐採した木の丸太の杭を10本持ってきてくださいました。
早速、堆肥小屋が作れそうです。
カブトムシの飼い方も、詳しく教えていただきました。
堆肥小屋のすみっこに、カブトムシが住み着きやすいそうです。
飼育ケースや衣装ケースでも、カブトムシを飼うことができますが、下に敷く
昆虫用のマット(腐葉土など)には、卵が産み付けられていることがあるので、
取り替える時には、捨てないで、堆肥小屋に入れてあげるといいそうです。
注意:針葉樹の葉は入れない。小枝は、細かくしてあれば、入れてよい。
モグラが来ると、幼虫を食べてしまう。
|
2.小道をつくろう!
|
丸太で木の道をつくると、その下が日陰になって、草が生えなくなる。
観察するために、入らないようにする場所と、歩く場所との境目に、
「見切り表示」として、直径10〜15cmの丸太を横に寝かせてやる。
安定するように、少し土に埋めるとよい。
さらに、杭を立てて、ロープを渡して、入らないようにすることもできる。
また、自然園と、他のエリアとの区切りの柵を、同じように杭を立てて、
横に枝やロープを渡して作ることもできる。
入り口には、ゲートなどを作ったり、解説板や、看板なども、木でつくると楽しい。
柵としては、「カントリーヘッジ」もある・・・杭を立てて、横に小枝をたくさん渡して
小枝の中に虫などが暮らしたり、ツル性の草が絡んだりして、自然園にぴったり。
丸太は、生き物の暮らす場所をつくるために、防腐・防虫処理はしない。
腐ってきたら、取り替える。もしも虫が発生してボロボロになったら、すぐに
処分する。随時チェックする必要がある。
|
3.生き物の暮らす場所を
つくろう!
*雑草よけシートを
はずしてみよう
*石積み
*枝葉積み
*エコパッチ
(草の刈り残し)
*バードバス
(鳥の水浴び場) |
土を少しやわらかく耕してやると、自然に草がはえてくる。どんな草がはえて
のびてくるか、長い間観察してみよう!背が高くなる草、地面をはって伸びる草、
花が咲いたり、種が飛んだり、いろいろな草が生きていく様子を見ることができる
ガマガエルや、クモ・トカゲなどが暮らす場所になる
昆虫やクモの隠れ家や、冬越しの場所になる
草が伸びてきたら、わざと部分的に長く刈り残す場所をつくると、虫や鳥のすみかになる
小さな水溜まりをつくると、鳥の水飲み場、水浴び場になる |
4.ベンチをつくろう!
|
丸太を使って、簡単なベンチができる。
写真のように、切った丸太を組み合わせて、かすがいで止める
足になる丸太は、少し土に埋めると安定する
工夫しだいで、楽しいベンチができそうですね!
|
5.食べられるキノコを
育てよう!
↓
樹種の見本とキノコ園 |
キノコによって、栽培に適する木の種類がちがう。
樹種の見本を兼ねたキノコ栽培園をつくったら楽しい!
シイタケは、クヌギやコナラがよい。切ったばかりの生木を使う。
1本のほだ木に、菌のコマを20個くらい打つ。
じめじめしている日陰で、雨がかかるところに置く。
丸2年後から、4〜5年後まで、収穫できる。
(例えば、毎年1年生が入学後すぐに菌のコマを打つと、
3年生くらいから、高学年の頃まで、収穫できる・・・給食につかう?)
ヒラタケは、栽培が比較的簡単で、菌を植えてから約一年で収穫できる。
|
6.その他
*鳥の巣箱
*蜂宿
*苗木を育てる
|
高いところに取り付けるため、危険なので注意が必要。
鳥が巣立った後、巣が残っていると、次の他の鳥が入らなくなってしまうため
毎年架けかえが必要。
巣箱の中に、蜂が住み着いてしまうことがある。架けかえの時に、気づかないで、
動かして、蜂に襲われてしまうことがあるので注意が必要。
蜂が住み着くような、小屋を作って、蜂を観察する
ドングリを植えて、出てきた芽を育てて苗木に育てる。
切った木の枝を土に挿して、挿し木にして苗木に育てる。
|
公園緑地課で出る木は、ケヤキが多くて、他にはクヌギ・コナラ、ヤマザクラなど。
伐採は冬の間に行われることが多くて、今はあまりないが、適した木が出たら、
とっておいて、まとめて運んできてくださるとのことでした。
町田の自然を知り尽くしていらっしゃる林田さん、お忙しい中を、たくさんプリントを
用意してくださり、具体的にわかりやすく説明していただいて、ありがとうございました。
これからどんなふうにビオトープを作っていくのかが、だいぶ見えてきました。
今後もアドバイスをいただきながら、市内の伐採樹木を有効活用して、
楽しい自然園を作っていきましょう!
これらのアイデアは、決定ではなく、アイデアとして、これから検討して、
子ども達と一緒に、少しずつ作っていきます。
皆様のアイデアやご意見など、お寄せください。
|
トップページに戻る |