第10回厨房設備機器展 東京ビッグサイトで開催された第10回厨房設備機器展です。第38回国際ホテル・レストラン・ショーと第31回フードケータリングショーと同時に開催されました。
会場の様子1 大手、中小メーカー合わせて800社以上が出展していました。昨年より出展数も増え例年の規模に戻りました。これも若干の景気回復の表れかもしれません。来場者数ももどりつつあるように感じました。
会場の様子2 今回も面白いものがいくつか見られました。面白いものも出展数に比例して増えてくるような印象があります。
後付け液晶フィルム(オックスプランニングさん) 2枚のガラスの間に液晶を入れてトーメイにしたり白色に切り替えて目隠しにするものは以前からありますが、今回はフィルム状のシートを貼るタイプになっています。
注目は今までにない後付で施工できることです。既存のガラス等に貼り付けて電極部分をサッシの中に差し込めば、後から取り付けたとはわかりずらくスッキリです。トーメイ状態と乳白色の状態に切り替えて目隠しがわりに使うことができます。
岩塩プレート(アカネ実業さん) 名前のとおり岩塩をスライスしたプレートです。鉄板の代わりにコンロに乗せ食材を焼いたり、盛り付け用の台としても使用することができます。
コンロに乗せて食材を焼く場合は塩を使わなくても岩塩の塩分が付くのでマイルドな塩気が味わえます。盛り付け台として使用するとほんのりと付いた塩味を楽しむことができます。一度使用しても表面を洗えば汚れが落ち、残存雑菌も塩分により殺菌してくれるそうです。
フレッシュ箸(三永さん) 先端部分を取り外しできる箸です。先端部だけを使い捨てにし、柄の部分は洗って何度でも使えるので資源の節約となるエコ商品です。
先端部分は包装されているので、飲食店で他の客に箸の先を触られる心配がなく清潔です。木製なので麺類などの滑りやすい食べ物でも大丈夫です。柄の部分は各店で自由なデザインもできます。
発光サインボード・キャンドル(シーズさん) LED照明を使用したサインボードと、ロウソクのようにゆらゆら光るキャンドル型の照明器具です。電気でロウソクの火のような表現ができるので安全で使い易い器具です。電池式もあるのでレイウトも自由にできます。
従来のサインボードはプレートの端部面に光源装置を配置しているので、プレートの形や大きさに制限がありますが、今回は取り付け金具に内臓されているLED照明からサインボードの文字を照らす仕組みなので、ボードの形を自由に作ることができるのが特徴です。
ミラーテレビ(日本システムネットワークさん) テレビと一体になっているカガミです。美容室などテレビを見ながら髪型も同時に確認できるので面白い使い方ができるかもしれません。
テレビの位置は製作時に自由に設定できます。テレビとカガミが同一面なのでとてもスッキリしています。
テレビを消せばカガミになりますが、テレビの部分は完全にカガミにならないのが今後の課題です。