PVJapan2011 2011年12月5日〜12月7日に千葉県の幕張メッセで開催されたPVJapan2011です。太陽光発電に関連した国内、海外のメーカー等240団体ほどが出展していました。東日本大震災の影響で12月に延期しての開催になりました。
第6回再生可能エネルギー世界展示会 同時に開催された、第6回再生可能エネルギー世界展示会です。太陽光や風力発電は周知されてきましたが、最近注目されつつある地熱利用もいくつか出展されていました。120団体ほどの出展がありました。
会場の様子 太陽光パネルも黒くしたり集光式にしたりと、いろいろ工夫して発電効率を高めているようです。東日本大震災後の展示会ということもあり太陽光発電には力が入っていました。震災の教訓から移動式の太陽光発電システムなども多く出展されていました。
発電するカーポート(YOCASOLさん) 屋根に太陽光パネルを使用したカーポートです。一般的に住宅の屋根やビルの屋上にパネルを設置して発電していますが、カーポートの屋根も有効利用しようというものです。
従来はカーポートの屋根の上に新たに太陽光パネルを設置していますが、最初から太陽光パネルを屋根として使用しているので、軽量でデザインもスッキリしているのが特徴です。また将来的には電気自動車への充電を目指しているようです。防火性能が必要な地域では作れないので屋根の不燃化が今後の課題のようです。
太陽熱温水機(VIESSMANNさん) 太陽熱を利用して温水をつくる装置です。ガラス管の中にパイプを通し太陽の熱で水を温水に替える仕組みです。ドイツの企業でヨーロッパでは多数の実績があるそうです。
水が通るパイプに黒いプレート付いており、集熱面積を広くして効率よく太陽熱を集めています。またガラス管が回転するので設置する場所に応じて角度を変えることができ、バルコニーや壁等の垂直部分にも設置できるのが特徴です。
地中熱ヒートポンプ(山梨県地中熱利用推進協議会さん) 地中熱を利用したヒートポンプシステムです。地熱と地上の温度差を利用して熱交換することにより冷暖房を行うシステムです。
ボーリングのように小さな穴を掘って水を循環させるパイプを埋め込むタイプと、建物の基礎杭と一緒に埋め込むタイプが可能です。温度差の大きい温泉地などでも源泉を抜き取ることが無いので温泉営業に支障がなく大きな期待があります。