PVEXPO2014・第7回国際太陽電池展 2014年2月26日〜2月28日に東京ビッグサイトで開催された、PVEXPO2014・第7回国際太陽電池展展です。今年も新エネルギー関連の展示会が一斉に開催されていて凄い迫力でした。太陽光発電に関連したメーカーが中心に1500社以上の出展がありました。
第5回国際二次電池展・第10回国際水素・燃料電池展・第2回風力発電展 太陽光発電、水素・燃料電池、バッテリーに加え、風力発電展も実施され会場すべてを使用した最大規模になっていたと思います。屋根に設置する太陽光発電パネルだけでなく、外壁に設置するものも少しずつ増えてきました。
会場の様子1 太陽光発電の技術が素晴らしいのはもう充分わかりました。有難うございます。それらをどの様に使うかが問題です。施工展の方でもまだ具体例が少ないですが、いち早く農業とコラボレーションしたものに目を見張りました。
農作物を育てながら発電(Looopさん) 畑の上に架台を組み立てて作物を育てながら発電をするシステムで、発電による売電で収益アップを狙っているようです。発電パネルの開口率は最少でも50%あるので殆どの作物の栽培に影響はないそうです。
太陽光パネルは季節に応じて角度が変えられるのが特徴で、大雪の日などは垂直にセットすれば降雪による破損も防げる利点があります。設置には農業委員会との協議が課題となっているようです。
小掠緑化式農業用架台(サンエイ工務店さん) こちらも畑の上に架台を組み立てて作物を育てながら発電をするシステムです。違いは太陽光パネル自身が光を通す材料を使用しており、万遍なく日差しを受けられるのが特徴です。
畑の上部が殆ど太陽光パネルで覆われ全体的に薄暗くなるので、現状では栽培できる作物が限られるようです。しかしこのような一石二鳥の使い方は農業のリスク低減に役立ついい試みではないでしょうか。
Solar Kitchen(ハイミソーラーさん) 持ち運び式の太陽光を利用した調理器具です。中国の企業による製品ですがちょっと面白いので取り上げました。
中央の黒い筒状の中に野菜を入れておくと、局面の金属板で集めた熱により調理ができるようになっています。ガラスのビンに水を入れておくとお湯も沸かせるそうです。
使用後は折りたたむと片手で持ち運びができます。大震災を経験したことからこのような電気を使わずして調理ができるものは魅力に感じます。