国際福祉機器展 H.C.R.2018 2018年10月10日〜10月12日に東京ビックサイトで開催された国際福祉機器展H.C.R.2018です。今年も初日から盛況でした。介護用の設備機器等はだいぶ開発されてきて、今度はソフトが中心になりつつあるように感じました。
会場の様子 今年は新しい会場が増え、展示スペースが充実していました。新しい目玉のテーマが見えずらい展示会でしたが、トイレ廻りの展示が比較的多く感じました。中でも目に止まったものをいくつかご紹介いたします。
多機能キッチン(I&Cさん) 斬新な発想のキッチンのLAPキッチンです。キッチンの上はスッキリと物を置きたくない人は多いと思いますが、キッチンとして使用している以外は一体テーブルでシンクの上を隠せるようになっています。
単にキッチンの上を隠せるだけでなく、キッチンやテーブルの高さも電動で調節できるようになっているのが特徴で、車椅子利用者にも配慮されています。テーブルは回転式なのでL型にしたりI型にしたりと自分が使い易い位置に配置できます。
キッチンを使用しない時はテーブルや作業台として使用できるので、多機能な部屋として活用できます。テーブルが回転式になっていてスペースが必要なので、介護施設等スペースに余裕がある場所に向いています。
便器用ポンプ(SFAさん) こちらはどこにでも便器を設置できると称しているポンプです。フランスで開発された便器用ポンプで排泄物をポンプアップして排出します。ヨーロッパ諸国は築年数が古い建物を大事に使用している為、床に穴を開けづらいことから開発されたようです。
5mもポンプアップできる為、床に排水用の穴を開けられない場所や地下室でも便器が設置できるのが特徴です。日本でもベッドサイドに設置できると非常に便利です。床の工事が不要な為、撤去後も目立ちにくいです。