国際福祉機器展 H.C.R.2008 東京ビックサイトで開催された国際福祉機器展H.C.R.2008です。例年この時期に開催されていて同じような内容ではありますがとても期待感が高まります。
会場 会場内は毎回活況ですが、今年は例年より人手が多く感じました。多くの福祉機器レベルが一定以上に達したようで、技術が踊り場に差し掛かっているように思えました。そんな状況下でも果敢に新商品開発を発表する企業もありました。特に目新しくはありませんが気になったものをご紹介します。
湯っとりあ(湖北電子さん) 折りたたみ式の軽量コンパクト浴槽です。パイプとシートで組み立てることができます。軽量なので移動も容易にできるのが魅力です。ユニットバスの中に置けば車椅子に座ったままシャワーはもちろん、お湯を溜めて入浴も簡単にできます。
浴槽付ベッド(ウェルケアベッドさん) 寝たままの状態で入浴できるベッドです。ベッドの下にシート状の浴槽をセットし、引き上げると浴槽ができ温水を溜めることができます。取り外し可能な回転する円筒形のマットには隙間があるので水はけがよく、入浴後に体を拭く際に便利です。
フレックスステップ(光洋産業さん) 段差を解消する機器です。安全装置が追加され昨年に続き出展されました。小スペースで段差の解消と階段機能を両立できるので値段次第では利用価値が高まりそうです。玄関の段差対策に期待をもてます。
上は車椅子等が載る前の平らな状態です。一般的な段差解消機の動きと変わりありません。
必要に応じで階段の状態にすることができます。段差解消機と一般の入口が併設できない場所でも1台2役が実現できるので省スペース設計となっているのが魅力です。