国際福祉機器展 H.C.R.2006 東京ビックサイトで開催された国際福祉機器展H.C.R.2006です。福祉機器を中心に数多くの機器・器具等が出展されていました。
会場 福祉機器の分野においても新商品の開発が加速し、毎回目を見張る機器類と遭遇いたします。直接さわって体感できるので、導入を検討中の方にはとても貴重な機会になったと思います。特に目に止まったものをご紹介します。
スライド式介護ベッド(丸杉さん) ベッドの中央部がスライドできるので、介護の世話をし易い体勢が確保でき、介護者の負担も軽減され腰痛防止にもなります。ベッドがら立ち上がる際も、背もたれを起こせばそのまま立ち上がれる体勢を作ってくれます。
設置スペースは少しだけ多めに必要となりますが、とても工夫されたベッドです。自立可能な人の容易な立上りを実現した一例ですね。
リハビリ介護靴(フェアベリッシュさん) とても斬新な発想の靴を発見しました。靴を履かせるのは結構ほねの折れるものですが、このフェアベリッシュならば、上面がファスナーで開放できるので、立ってる人にも座っている人にも簡単に履かせることができますね。
後付引戸、折戸システム(ベストさん) 開き戸になっている部分をリフォームにより引戸や折戸にすることができます。既存のドア枠を壊すことなく簡単に取付けできるようにとても工夫されています。扉の取手も使い易い握り棒タイプです。
入浴補助機具(西川リビングさん) 折りたたみ式で簡単に設置できる入浴補助器具のバスマスター2000です。電気や水道の工事が不要で置くだけなので、ユニットバスでも使えるところが魅力ですね。浴室の段差対策に有効です。
快護おふろ(弘進ゴムさん) 寝たきりの方にふとんから移動することなく入浴できるおふろです。入浴者の下にたたんだ浴槽をセットし空気を入れてポンプでお湯を入れれば入浴できます。
立位電動車椅子(アイ電子工業さん) 電動車いすでありながら、立った状態で走行できるユニークな車椅子です。立つことの喜びが実感できると共に、自信や活動力を取り戻せるよう期待が込められています。