聖書のメッセージ


 2003年4/6(日)ゴスペル・アワー

 「最後の晩餐とその情景」/浜 民基

 最後の晩餐の絵は有名であるがその背景を知っている人は少ない。
 十字架にかかる前、イエスは弟子たちと最後の晩餐をした。そのときに
 「この中にわたしを裏切るものがいる」と言ったイエスのことばは弟子たちに
 ショックであっただろう


 
そして、みなが席に着いて、食事をしているとき、イエスは言われた。
 「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたのうちのひとりで、
 わたしといっしょに食事をしている者が、わたしを裏切ります。」
 弟子たちは悲しくなって、「まさか私ではないでしょう。」
 とかわるがわるイエスに言いだした。(マルコ14:18-19)


 
イエスのことばにペテロは、
 「他の者が裏切っても自分だけは決して裏切ることはない」と答えた。
 他の弟子たちも同じ思いだった(マルコ14:29-31)。


 
すると、ペテロがイエスに言った。
 「たとい全部の者がつまずいても、私はつまずきません。」
 イエスは彼に言われた。
 「まことに、あなたに告げます。あなたは、きょう、今夜、鶏が二度鳴く前に、
 わたしを知らないと三度言います。」
 ペテロは力を込めて言い張った。
 「たとい、ごいっしょに死ななければならないとしても、
 私は、あなたを知らないなどとは決して申しません。」
 みなの者もそう言った(マルコ14:29-31)。


 
しかし結局は十字架につくイエスを「知らない」と言い、
 イエスの預言通りイエスを裏切った。


 ペテロが下の庭にいると、大祭司の女中のひとりが来て、
 ペテロが火にあたっているのを見かけ、彼をじっと見つめて、言った。
 「あなたも、あのナザレ人、あのイエスといっしょにいましたね。」
  しかし、ペテロはそれを打ち消して、
 「何を言っているのか、わからない。見当もつかない。」と言って、
 出口のほうへと出て行った。

 すると女中は、ペテロを見て、そばに立っていた人たちに、また、
 「この人はあの仲間です。」と言いだした。
  しかし、ペテロは再び打ち消した。しばらくすると、
 そばに立っていたその人たちが、またペテロに言った。
 「確かに、あなたはあの仲間だ。ガリラヤ人なのだから。」
  しかし、彼はのろいをかけて誓い始め、
 「私は、あなたがたの話しているその人を知りません。」と言った。

 するとすぐに、鶏が、二度目に鳴いた。そこでペテロは、
 「鶏が二度鳴く前に、あなたは、わたしを知らないと三度言います。」
 というイエスのおことばを思い出した。
 それに思い当たったとき、彼は泣き出した。(マルコ14:66-72)


 イエスはやがて裏切られ十字架につくということをあらかじめ知っていた。
 その前日、最後の晩餐に招かれたのは立派な者ではなく自分だけは
 裏切らないと言い張っても結局は逃げ出すような者たちだった。
 これが神の愛である。人間の愛は利害関係を伴うものであり、
 やがて裏切るとわかっている人を愛するイエスの愛は一般的に説明がつかず
 理解できない。


 人知をはるか超えたキリストの愛(エペソ3:19)。
 この大きな愛を自分のものとして
 受け取ってくださる事をお薦めします。


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