キャラクターとのエピソード

 

私がパークに行く時は、子供にキャラクター服を着せていくので、

キャラクターのリアクションが一番の楽しみ。

キャラクターグリーティングの時は驚いたり喜んだりしてくれるのが、

表情は動かなくてもゼスチャーでよく分かります。

言葉をしゃべらないのに会話ができちゃうのってすごいですよね。

ドナルドの誕生日に、ドナルドがゲスト達に指揮をしながら「ハッピーバースデー」

歌ってもらっているのを見たことがあります。 「歌ってよ」って言えないのに、

たくさんのゲストにそんなことさせちゃうのも、ドナルドらしい魅力ですよね。


この2枚の写真の違い分かりますか?

子供がチップからデールに着替えているのです。(帽子もね。)

チップの服で撮ったあと、「デールに着替えるからもう一度撮ってもいい?」ってきいたら、

頷いて、着替えを手伝ってくれたりしたんです。

「ありがとねー。」って言うと「服作ったの?」ってゼスチャーで聞いてくれるし、

このコミュニケーションがたまらなく楽しいんです。

プリンスやプリンセスなどのフェイスキャラクターとよばれるキャタクラー達は、英語で話しかけてくれます。

子供にピーターパンの服を着せていた時に「Hello little Peter pan !」とか、

ウェンディに「まあ、ピーターパン、あなたったらどこにいってたの?」

みたいなこと(もちろん英語)を言われたこともあります。

フック船長が挑戦的な態度で近づいて来た時、

子供が「ワニだぞ!」とワニの物まねをすると、大慌てで逃げていきました。

ピーターパンの服を着て、ワニの物まね・・・(^^;

また別の日、子供にミスタースミーの服を着せていった時のことです。

フック船長とミスタースミーの2人に会いました。

フック船長は驚きのポーズの後、ミスタースミーに向かって

「おまえにはもう用はない、あっちへ行け。

今日からこの子がミスタースミーだ」みたいなゼスチャー。

ミスタースミーは泣きのポーズでその場を立ち去ろうとし、

私が慌ててそれを引き留める、というシーンがありました。

本当にアドリブが上手で感心してしまいます。

 

何より嬉しいのはパレード中のキャラクターが気づいてくれたとき。

キャラクター達は意外とゲストのことをよく見ていてくれるものです。

高いフロートの上で、驚きの表情。 「服が同じだね。」というゼスチャー。

プリンセスが投げキッスをしてくれたり、プリンスがいつまでもこちらを見て手を振り続けてくれたり。

初めてファンティリュージョンの白雪姫と王子様が気づいてくれた時は、こちらも驚きました。

ゲスト席は暗いので当然見えにくかったはずなのに・・・ これはクセになります。

’98のハロウィーンの時、パレードのキャラクター達は

フロートの上ではなく、パレードルートを歩いてきました。

先頭を歩いていたミッキーが子供達の前で立ちどまり話しかけてくれたのです。「同じだね。」って。

皆の注目を浴びている大スターのミッキーが我が子のためだけのリアクション。

服作りの苦労が報われる瞬間です。

感動のあまりミッキーの写真を撮りそびれてしまったのはいうまでもありません。

他のゲストとのコミュニケーションのきっかけにもなります。

シンデレラと王子様や、ハロウィーンの衣装の時は、

たくさんの方に「一緒に写真を撮ってください」と声をかけていただきました。

ファンティリュージョンの待ち時間に、

ドナルドの服の2歳の子供とパレードルートを歩いていました。

あちこち行ってしまう年頃なので、「たくちゃん、こっちよ、こっち!」と

追いかけ回していたら、若い男女のグループの方に

たくちゃん、こっち向いて!」と写真を撮っていただきました。

私はこれを密かに「たくちゃんパレード」と呼んでいました。


キャストさんの反応も嬉しいですね。

アトラクションに乗るときに「ようこそ、ドナルドくん、デイジーちゃん」とか、

飲み物を買った時、「どうぞ、王子さまに差し上げてください。」とか。

「お母様がお作りになったのですか?」など本当によく話しかけてくださいます。

これからもキャラクターやキャストの方とどんな会話が出来るのか楽しみです。

 

追記(1999.8.28)
 
昨日インパークしたとき、上の2枚の写真を引き伸ばした物を持っていきました。

そして、トゥーンタウンのチップとデールに一枚づつサインをしてもらいました。

「あ、あのときの写真だね。」って感じで話してくれました。

デールよりもチップの方が字が上手でした。(デールごめんね。)