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Vin de Bourgogne
ブルゴーニュ
Philippe Jambon
 【フィリップ・ジャンボン】
ボージョレ地区


日本にもファンの多い自然派生産者、 フィリップ ジャンボン。そういえば最近彼のワイン飲んでないなぁという方多いのではないでしょうか。
実は、現在ジャンボン家は大変な状況に見舞われています。と言うのも、彼が所有する畑が3年連続して深刻な雹(ひょう)の被害を受け、 この間の生産量がほぼ0になってしまったのです。生産量ほぼ0=収入ほぼ0ということですから、まさに大ピンチ!ところが、フィリップ ジャンボンはそんな逆境の中も情熱と明るさを失いません。僅かに収穫できたブドウを大切にワインへと育てながらも、決してすぐに瓶詰めしたり、リリースしたりすることはありません。何年も何年も樽で熟成させながら、ワインが最高の状態になるのを待ちます。生計が苦しいからと言って納得のいかない状態で売り出すことはしないのです。
本当にどうやって生活しているのだろうと不思議に思うのですが、この逆境の中、彼らのもうひとつの生活の糧となったのが、近年ビオでの栽培を始めた友人や、元々ビオで栽培をしていた友人のブドウやワインを購入して、フィリップ ジャンボン セレクションと銘打ち販売することです。
今回ご紹介するユンヌ トランシュもそんな1本。勿論、フィリップ ジャンボン自社畑のワインとは雰囲気は異なりますが、彼が自信を持って送り出しているだけあってとっても高品質!ジャンボン家の生活の安定と、これからの未来にリリースされるであろう美味しいワインのためにも是非お試し頂ければと存じます。

「ふさげた豚ラベルの意味」
ピンク地のラベルにゆるキャラの豚のイラスト。日本でも非常に人気のこのラベルですが、ここにもジャンボンの熱すぎる想いが込められています。まず彼の名字であるジャンボンは、フランスでは「豚さん」の意味。さらにワイン名のユンヌ トランシュは「薄切り1枚」の意味。これを続けて読むと「ハムの薄切り1枚」という意味になります。フランス人的には、ふざけたおかしい名前なのですが、フィリップ ジャンボンの意図は大まじめ。彼がワインを造るボジョレー地区は、近年深刻な販売不振に陥っています。人気がないからワインが売れない、売れないから大量生産して安くする、大量生産すると品質が落ちる、さらに美味しくなくなるのでまた売れなくなる。という負のスパイラル。 そんな中でもジャンボンをはじめパリなどの都市部で安定したセールスを誇るのは、自然派の生産者たち。最近は彼らにあやかろうと命運を賭けてビオでの栽培に挑戦する若い造り手が増えてきています。とは言ってもビオ栽培にしたからと言っていきなり売れ始めるわけではありません。ボジョレーというだけで飲みすらもしないソムリエやバイヤーも多くいて、後がない生産者にとってはまさに崖っぷち。どんなに品質を高めても、飲んですらもらえないとなると売れる見込みはありません。そんな中立ち上がったのが、フィリップジャンボン!ワインはアペラシオンやラベルではなく中身なんだ!と情熱を爆発させて、他の生産者たちのブドウやワインを買付け、フィリップ ジャンボンセレクションとして売り出します。ワイン造りに一切の妥協のない彼のセレクションであり、ワイン造りに関しても最大限のサポートとアドバイスをしていることもあって、ジャンボン セレクションは、多くの人に支持され、飲まれています。そう、それが例えふざけた豚ラベルだとしてもです。このユンヌ トランシュのラベルは、ワインをアペラシオンや品種、格付けなどで判断する人たちへの「挑戦」という意図が込められたものなのです。彼が、このユンヌ トランシュに込めた想いを言葉にしてくれました。
『ふざけたラベルであっても、ボジョレーのワインであっても、喜んで飲んでくれる人が沢山いる。それはつまり、飲み手の人たちがワインの美味しさ、中身を評価してくれているからだ。僕が思う理想のワインのラベルは、ボトルに何も貼り付けないこと。ワインの味わいこそが全てなんだと思うんだ。』ジャンボン渾身の1本です。ぜひお試しください!

(インポーター資料)

VDF La Tranche le Retour
フィリップ・ジャンボン ラ トランシュ ル ルトゥール (2011)
近年雹(ひょう)の被害に苦しめられているフィリップ ジャンボン。2011年はやっと収穫量に恵まれ、07年以来リリースされて来なかったラ トランシュが復活しました。その名も「帰ってきた ラ トランシュ」。このキュヴェの名前は、AOCや産地、品種にこだわる人への皮肉を込めたジョークで、ラ トランシュ ド ジャンボンとはハムの薄切りの事。自分の苗字であるジャボンを豚ハムのジャンボンとかけて言葉遊びで用い、「ワインの中身が素晴しければエチケットがどんなにフザケていても飲み手は喜んでワインを買ってくれるし、飲んでくれる。AOCや品種、産地なんて関係ないさ、ワインは中身こそがすべて!」というジャンボンのメッセージが込められています。

このワインは、フィリップ ジャンボンのラインナップの中ではフレッシュさとスムーズな飲み心地を意識したワイン。しかし、品質に妥協のないフィリップ ジャンボンですから、カジュアルクラスといえどもしっかりと熟成させ、繊細さと品の良さ、エレガントさ、大人っぽさを備えた妖艶な風味のワインに仕上げています。ボジョレーやガメイといった産地や品種の概念を超越した飲む人の五感すべてを刺激する究極のワインです。

VDT Une Tranche
フィリップ・ジャンボン ユンヌ・トランシュ(シルーブル) 2009
蝋キャップで少々面倒臭いですが、たまにはいいもんです♪素直に入っていく美味しさですね〜、凝縮感のあり旨味が柔らかく駆け抜けていきます。
これ飲むと、ジャンボンのワインを飲んでみたいという欲求に駆られますね(^^♪

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このワインを手掛けるのは、フィリップ ジャンボンの幼馴染というアビブ ゴネ。彼は、いわゆる自然派ワインを味わっている内に自分も挑戦してみたいといった情熱を抱くようになりました。そこで、家族が所有しているシルーブルの畑でビオ栽培を実践、健全なブドウの栽培を心がけています。この畑は、日当りのいい南西向きな上、風通しも良く、標高もやや高めというブドウ栽培にとっては非常に好条件な場所でした。ジャンボンは、友人であるアビブ ゴネのブドウ栽培、ワイン醸造、品質、人柄の全てを信頼し、保証できるとして、09年及び10年のワインに関して「ユンヌ トランシュ」のラベルを使用しフィリップ ジャンボン セレクションとしてリリースすることを決めました。


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