INボルドー フォトグラフィー

↑CHグリュオー・ラローズ地下貯蔵庫

↑CHグリュオー・ラローズの葡萄樹

↑澱引き作業中

フランス・ボルドー滞在記(2002年2月)

日本を発ってから、4日目ついにボルドーにたどり着いた。(ボルドーに到着した日は、サンマロ〜モンサンミッシェルを経て、ボルドーという8時間のバス移動でした。けっこうしんどかったです)
しかも到着した日は、日曜日!(レストラン等はほとんどクローズです)夜食は、どうしょうと考えていたところ、ツアーの添乗員(かばさん)と、長くつらい道のりを運転していただいたドライバーのハッサンさん(現地の人)が、いっしょにツアーに参加していた人たちを誘ってくてたので、素晴らしいディナーにありつけました。つれてっていただいたのが、英語ぺらぺらなマダム2人、?区でレストランを開いているご夫婦、と私の5人でした。ホテルからガロンヌ川の川沿いを歩き(夜景がトレヴィアン)、細い石畳の路地を入ったところにあるレストラン
「LA−TUPINA(ラ・テュピナ)」につれってってもらいました。入り口を入ると大きなかまどがあり、雰囲気最高のレストランでした。フランスに入って、初めて「おお〜!」とうなった食事で、感動ものでした。注文は、アラカルトで、アペリティブにレストランのお薦めのAOCソーテルヌ(おいしかった)、前菜にトリュフ入りサラダ(これがまた多い、皿山盛り!)、メインにチキンもものソテー(これもでかかった!)、ワインは、ジモティのハッサンさんお薦めのワイン(銘柄不明)と、ご夫婦お薦めのCHラグランジュ(ポムロルのやつ)、の2本。ともに最高でした。レストランに滞在の時間もめちゃめちゃ長く、4時間近く食べてました。それがフランスタイム!しかし、4時間はあっという間にたってしまい。気がつけば12時楽しい時は早いです。それから夜のガロンヌ川を歩き、ホテルに到着、当然ロビーは締まっており、ピンポンで空けてもらい、ベットに・・・・。素晴らしい食事でした。

翌日、いよいよボルドー巡り、ネゴシアン(ワインの元締め卸)「ジネステ」に向かいました。ジネステは聞いた事がある方もいると思いますが、日本では、アサヒビールが輸入をしているネゴシアンです。早く着きすぎたせいか担当者はまだ着ておらずしばらく倉庫の横で待ってました。しばらくすると、担当者が現れ(これもフランスタイム!待ち合わせは15分遅刻)別室へそこで「ワインはこうして出来るのですよというビデオ」を見て(なかなかわかりやすく説明している。しかも日本語)倉庫へ、ネゴシアンもワインを造っているのですが、いかにも機械的につくっているので、なんか味気ないものでした。しかし、倉庫に眠るワインの膨大な事、ヴァンドペイ〜格付け1級まで圧倒されました。ちなみに温度管理は徹底されてました。山積みになった未使用オーク樽、聞けばアメリカンオークだそうで、樽の値段を聞いて見たら8000フラン?だそうで日本円で約15万円みたいです。という間に別室でのテイスティング、赤と白ともにジネステのAOCワインで、まーこんなものかという感じで進み(決してまずいワインではないです。)私の場合「どんなの飲ませてくれるんだろう」と期待をふくらませすぎたせいか肩透かしを食らいました。しかし、説明もうまく、丁寧で、見学にはいいところだと思いつつ、出発!いよいよサンテミリオンへ。
途中、
ポムロルに入ると葡萄畑が広がり、小さなシャトーが点在するすばらしい車窓でした。もちろん、2月は葡萄の樹だけですが、ほんと感動ものの世界でした。今は剪定の時期で、途中剪定作業をしている蔵人をけっこう見かけました。しばらく走るとサンテミリオンに到着。
残念ながらサンテミリオンでは、忙しく1時間30分ほどしか滞在できませんでした。しかし、素晴らしい町並みは、さすが世界遺産、丘全体にわたって石造りの迷路のような路地、丘の上の教会から見渡すサンテミリオンの景色は、最高でした。しかし、なにせ時間がない!取り急ぎ出発前に調べておいたサンテミリオン案内所の裏手にあるワインショップ(ここでは、サンテミリオンのワインが各シャトーでの販売価格でやっていると聞いて)に急ぎました。入ってみるとさすがの品揃え、見たことのないやつばかり。きれいなマドマゼルの店員さんに「ボンジュー」と一言いい、ぐるりと見て回った。すべて、サンテミリオンのワインで2000本くらいは並んでました。特別級クラスは80年代あたりから一通りそろってました。しかし値段を見てエッと考えさせられました。よくよく電卓で計算してみても、ちょっと高い!特に、プレミアムクラスの、
「オーゾンヌ」「シュヴァルブラン」は、日本で輸入業者から仕入てうちで売った価格の方が安いくらいでした。観光地だからでしょうか?しかしせっかくだからあまり知らない、いい年のワインをと思い、「CH−LAROQUE’90」サンテミリオン特別級に格付ワインにしました。もう一つ行きたかったのが「CHヴァランドロー」のオーナーがやっているというワイショップでしたが、下調べが不十分だったせいか、迷路のような路地のせいか見つけられず行けませんでした。まいっかと思っていたところ、添乗員のかばさんに呼び止められ、ワインアイテムショップに入って「ラギュオールを買いました」との事、よく見てみると「CHラギュオールではなく、グランヴァイン/ラギュオール」なんだと思いつつよく見てみると実に使いやすそうで、かつ美しい。手にとるとずしりと重量感、「おお掘り出し物かも」と考え出し、値段を見て50ユーロ(6000円)それに最後の一つだよと聞いて即「買います!」。A型の私にはけっこう思いきった買い方でした。(その後現在も使ってますが、すごい使いやすく、コルクがしっくり抜ける幸せを味わってます。いい買い物でした)としてるうちに食事をしなければならない時間に、レストランでムニュ(定食)「テリーヌ・ステーキ・デザート」をいただき、ワインはハウスワインの赤で、しかしゆっくり食べる時間がなく慌しいランチでした。でもおいしかったです。そしてサンテミリオンをあとに・・。「サンテミリオンにもっと滞在したかったです。」
そして、いよいよサンジュリアンへ。途中、ボルドーから「ワイン街道」と呼ばれる道を通り、両脇にはよだれものもシャトーが点在し、感動しました。そして、マルゴー村に入り両脇に「パルメ」「CHマルゴー」を拝み、目的地
「CHグリュオーラローズ」に到着。素晴らしい葡萄の樹を眺め、ちょっと土壌を一掴みもらい(店に置いてます)そうこうしてるうちに、醸造責任者が到着。(もちろん遅刻のフランスタイム)醸造所の中へ導かれ、小さ目のホールのような部屋で、シャトーについての歴史を説明していただき、醸造タンクへ。はじめにコンクリートタンクがあり、奥にオークの醸造樽。(木製の醸造樽には圧巻、大きさに驚きました。)ここで、質問!「醸造タンクが2種類ありますが、どのように使いわけているのですか?」返ってきた答えが、「コンクリートは、温度管理がしやすく、オークはしにくい。5種類の品種をここでわけて醸造しているが、葡萄の摘み取った早い順に、タンクに入れるだけ」みたいです。「なんて大雑っぱな」と思いました。フランス的な発想なのか、ただ単に通訳の微妙なニュアンスの違いなのか、分かりませんが私が想像した答えは、「カベルネは濃厚なニュアンスを出すためにオークで、プティヴェドは上品に仕上げる為コンクリートで・・・」みたいな感じ。しかし、出来た順番に端からぶちこむみたいに言われるとは思いませんでした。しかし、オークの醸造タンクは、美しかった。そして同じ醸造所の中にある熟成室へ。ここには、セカンドの「サルジェ」が眠っていました。整然と並んだフレンチオーク、セカンドとはいえ大事にされているとことを痛感しました。想像していたより広く、ちっちゃい体育館ほどでゆったりとした感覚でオーク樽が並んでいるのが印象的でした。続いて、ファースト「CHグリュオーラローズ」が眠る熟成室へ。ここはさすがに別棟で、重厚感がある雰囲気でした。1階と地下で分かれており、澱引きなどの作業は地下で行われるそうです。広さは、セカンドに比べ、暗いせいか一回り小さく感じましたがそれでも、見渡すぐらいの広さはありました。地下では丁度蔵人が作業をしていて、澱引きの途中でした。真直で作業の説明をしてもらい、かなり感動ものでした。途中、澱引きをしていた蔵人が、外人(自分ら日本人)に見つめられ緊張したせいか、おもいっきりテイスティンググラスを壊すハプニングもみられ、貴重な見学をすることができ感動しました。(普段は、あまり見学者の入らない地下だと後で聞かされよりいっそう感激しました。)そして最後に、同じ蔵の中にテイスティングブースがありましたので、そこでテイスティングさせていただきました。正直、近年のCHグリュオーラローズ‘97か‘98が出てくるだろうと想像はしていました。しかし驚いたことに、出されたのは「ヴィンテージ2000年」!ビックリしたと同時に信じられませんでした。なぜなら、この時期まだ樽の中で熟成しているもので、しかも2000年は、すこぶる良い出来ということで、ワインバイヤーに高値で取引されているワインです。それを、わざわざ樽から瓶詰めし、ラベルをはってもてなしてくれたのは感激しました。じっくり味わいました。醸造責任者は「熟成段階でまだ味わいが固い状態です」といわれましたが、複雑味のあるあじわいで、しっとりした口当たりで、今でも充分味わえるまた数年後楽しみなワインと分かる素晴らしいワインでした。ちなみに、瓶詰めは、2002年5月ということで、市場に出てくるのは、冬ぐらいではないでしょうか。楽しみです。そろそろ出発の時間でもっとこの場にいたかったのですが、シャトーと、畑を網膜に焼きつけ、この地を後にしました。今回、フランスへはここに来るのが一番の楽しみだったので、旅の一区切りが出来ました。
その後、バスはホテルに向かって・・・・・。
こんな感じでフランス・ボルドーでの一日をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
まだまだ、ボルドー〜ロワール(シャンボール城)〜パリ2泊〜帰国と続きますが、とりあえずこのへんで締めくくりたいと思います。また、思いにふけって続きを書き留めたいと思っていますが、なかなかしんどくて・・・。それでは、また。   〜〜久下富裕〜〜