先日地元クラブ(The PAPA System)の会合で、ロサンゼルス郡の非常通信用車両を見せてもらいました。伸縮式のアンテナポールを備え付けるなど、一見業務用の車両に見えますが、アマチュア無線用の車両です。地元災害時の非常通信用（ＤＣＳ）にアマチュア無線家のボランティアが運用する為の車です。

　地元ロサンゼルスのレピーターでも、非常通信ボランティアの方々が普段から訓練通信やロールコールを行い通話テストを繰り返しています。このような取り組みが、今回米国南部を襲った大災害にもアマチュア無線家が迅速に対応できるのだと痛感しました。

　ちなみに、日本同様、米国にもフィールドデー・コンテスト（ＦＤ）がありますが、この様な車を持ち出し、ＦＤコンテストに参加するのだそうです。商用電源や既設の無線設備（アンテナ等）を使用せず、いかに円滑に無線通信を行なうか、まさに非常通信訓練の為のＦＤと言った感じです（ＦＤ本来の目的通りですが・・・）。