MTS治療法 |
Muscles (筋力)Testing(テスト) Soucius(仲間、ラテン語) 直訳すると「筋力テストの仲間」ですが、『脳・脊髄神経機能調整』と言う意味で 使用しています。トムソン、ガンステッド、ピアーズ、ターグルリコイル、SOT、AK とオステオパシーを研究し発展統合した治療法です。 脳の治癒(ちゆ)エネルギーを活性化させ、それを100%末端部位(疾患部位)に 伝達させる治療法です。診断が的確なので最小の刺激で最大の効果を引き出し、 治療時間が短く患者さんの身体に負担の少ないテクニックです |
現在、ほとんどのカイロプラクティック治療では首から下の脊髄中心の治療を しています。脊髄の神経圧迫を取ることで症状はある程度消えますが脳の回復 エネルギーが十分に発揮されず100%の治癒効果を期待できません。 例えば脳の働き(身体を治そうとする力)が50%機能しているとします。 その時脳にある治癒エネルギーが全部伝達されたとしても、疾患部位では50% しか治癒効果がないことになります。いくら最高の治療をしたとしても回復してない 部分が多く残ってきます。 そこでMTS治療では脳の衰えた治癒能力をできるだけ100%に近づける事で 今までになかった治癒エネルギーを出し、疾患部位を活性化させて身体全体の バランスを整えます。つまり、脳の中に疾患部位との因果関係を探し出し身体との バランスを同時に整えながら頭蓋骨調整していくのです。 |
診断法 | 簡単なテストで 身体のひずみが分かります |
そのこまやかな治療を助けてくれるのが洗練された『筋力テスト』と『触診』です。 MTSの筋力テストは筋力学の応用で、検査方法の中で最も迅速で正確なテスト です。中枢神経の情報伝達を神経インパルスを使って筋肉の反射をみるので、 細部にわたって症状を調べられます。力任せだと正確な診断ができません。 触診には静止したまま診る方法と動かしながら診る方法がありますがMTSは 主に後者で一つ一つの関節を診る事で日頃からの体を壊すクセが分かります。 |
脳の活性化には脳内モルヒネという分泌ホルモンがあります。気持ちが絶好調の 時や、幸せな気分の時にたくさん出る物質です。脳内モルヒネとは麻薬のモルヒネ の5〜6倍の効果があり、脳内から自然治癒力を高めるホルモンとして出ていま す。当然、身体の中から出ているので中毒作用の心配がありません。 このホルモンは身体の老化も防ぎ、鎮痛効果もあり、治癒能力を高め、人の気分 を良くしてくれます。 その中にβ(ベータ)−エンドルフィンという脳から出てくる身体に良いホルモンの 一つがあります。それとは反対に身体に悪いノルアドレナリンがあります。 ノルアドレナリンはとても毒性が強くこのホルモンを出し続けていると老化を進ま せ早死にを促進させます。この二つのホルモンは脳の中で相関関係にあります。 さて、どのような時にこの悪い物質が出るのでしょう?それは、他人から何かを 言われて嫌な気分になった時や、自分が悪いのに人のせいにしている時など マイナス思考の時に分泌します。 楽しく幸せな気分の時にはβ−エンドルフィンが出て、「嫌だなぁ」と思う時には ノルアドレナリンが出ています。どちらがたくさん出ていれば健康によいでしょう? 精神的にもプラス思考に持っていく事が大切ですが、それが難しい場合は MTSで頭蓋骨を調整する事で脳内モルヒネをより沢山分泌できます。 |