リヤさんから二周年記念に頂きました。
リヤさんの僚ちんをお婿入りすることができてとっても嬉しいです。
ありがとう〜。リヤさん。
(ちなみにこの僚は脱がないからね(笑))

 

 

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で、僚ちんは「はのママ」の所にいったのかしら??

 

 

行ったらしいよ(笑)↓

 

 

 

 

せっかく誘ったのに、ミックのバカは居なかった。
まぁアイツいないほうが、ちーちゃんやさっちゃんを独占できるし、いいか。
そう思いながら、僚は雑居ビルの中に消えていった。

目的地は5階、「BER moon ride」

「あ〜ら僚ちゃん、おひさしぶり〜。最近お見限りだったじゃないのぉ」
カウンターの中ではのママが声を掛けてくる。
「あぁ、悪い悪い。敷居がたかくってな、ママんとこは」
僚は一席だけ空いていたカウンターに腰を掛ける。
お目当てのちーちゃんもさっちゃんもテーブル席に取られてる。
全くタイミングの悪い。
「何言っちゃってるの。ここでまで言い訳しなくってよくってよ」
慣れたように水割りを目の前に置かれる。
しょうがない、今日はママで我慢するか…飲みながら僚はさっきからちくちくと
まとわりついてくる花をはらった。
それはカウンターのすみに置かれた大きな胡蝶蘭の鉢植えだった。
「あら、ごめんなさいね。めずらしく大入りなもんだから、この席しか空いて無くて」
「いや、それは構わないんだが…」
ママの手を握ろうとするとチクチク。新人の女の子に声を掛けようとするとチクチク…
いいかげんイライラしてくる。
「やっぱり僚ちゃんと一緒に飲みたいのかしらね?」

ん?

ママが胡蝶蘭をそっと避けてくれる。
「これ、ミックちゃんが贈ってくれたのよ。今日来れないからって」
ニッコリ笑顔でママは胡蝶蘭に頬ずりをした。

は??

「胡蝶蘭って高いのよね〜。しかもこのサイズだったら…。やっぱり華やかなのよ。
 開店祝いや誕生日に頂くと。花輪よりも品もあるでしょ」

僚は何も用意していない。
「きてくださいなv」というはがきにいそいそと釣られてきただけだ。

ママは僚の灰皿を替えながら言った。
「僚ちゃんが来てくれるだけで嬉しいわよ。ありがとう」
「すまんな…」
「やだぁ、そんなの僚ちゃんらしくないじゃないの。それにいいのよ本当に…だって」
ママはカウンターの下から小さな紙袋をちらっと見せた。
「僚ちゃんの綺麗な綺麗なお花ちゃんが持ってきてくれたのよ」
「いつもお世話になってすみませーんってね。お昼に」
「超おいしかったよね〜」
いつの間にか僚の後ろにちーとさちえも来ていた。
「だから気にしないで頂戴ね」
ママが新しいグラスをカウンターに置いた。

「飲み過ぎちゃダメですから、中身はウーロン茶ですけどね」

ずっこけた僚の後ろでママ達の笑い声が聞こえた。

 

 

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