ヘッドボードにもたれてタバコに火を付けた。
シャワーを浴びた髪から拭えない水滴がぽたりぽたりと肩に、シャツに胸に落ちる。
煩わしく、もう一度水滴を飛ばすように頭を振った。

タバコの煙と一緒にため息とおぼしき音が出る。
ふと煙に目を向けると、先ほどまでの廃屋が目に浮かぶ。

暗闇、銃声、硝煙の、血の匂い。
着弾の音、人の倒れる音、怒声、傷の熱…

別に怖くはない。むしろ血が騒ぐ。

それでも戦い終わって考えるのは……

 


朝陽が差してきた。

もうそんな時間か…
あと数時間で働き者の相棒は起きてくるだろう。
ベッドに入って、いつもどおりの朝を演じるのだろう…
別に面倒なわけじゃない。
ただ、たまに考えちまうんだ、
もう「この腕に抱いちまおうか」


俺だけの為に。


ー、なんだか訳の分からないSSを(汗)
奈瀬ちゃんに頂きました。
かっこいいよー、サエバー!!
ありがとうございます☆      ぶらうざでもどってね。