第8回 H 2 感謝祭

木村まさ子さんをお迎えして!

詳しくは 後日 発表 させていただきます

    


東京生まれ。
保証人になって土地と言えをなくした父は、会社をやめ、牛乳店を営んだ。
29歳で結婚し、二人の息子に恵まれた。
長男は タレント、次男に俊作さんはクラブチームのアメフト選手として活躍した。
一方、自らは「いいお母さんと言われたくて理想の枠を作り、自分を閉じ込めた。
私はダメね!と自己否定ばかり」。
睡眠薬や安定剤が手放せなくなった。
「良妻賢母 やーーめた!息子たちは息子たち」 
52歳でトンネルを抜けるまで16年かかった。

家庭では台所が親子の会話の場だった
息子たちには3歳で包丁を持たせ、リンゴの切り方遊びをした。
「赤ちゃんの時のにおい、ほっぺの柔らかさ。 母親には 宝物がある」
子育ては楽しいよ、といま言えるようになった。

13年前、脱サラした夫とイタリア料理店を開いた。
医食同源の考えをもとに食材を選び抜く。
今後、講演や詩の朗読でもっとお母さんたちを勇気づけたい。
「寝る前、鏡に向かって、きょうもがんばったねって自分をほめてあげて」

「いただきます、 言ってますか。
命行きながらせていただきますという気持ちで」

自治体やPTAから声がかかり月の半分は食や子育てがテーマの講演をして歩く
鈴の音のようにりんりん歯切れいい声だ
名刺の肩書は「ことのは語り」


(朝日新聞 より 抜粋)